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Monday, July 31, 2023

「現場は一発勝負」事件の真相解明へ“ウソをつかない”証拠と向き合う鑑識捜査員 | TBS NEWS DIG - TBS NEWS DIG Powered by JNN

事件・事故の現場から証拠を採取して分析する「鑑識」。その仕事を取材すると緻密な作業と向き合い続ける、捜査員たちの強い信念がありました。事件・事故が発生すると、現場に残された証拠を採取し科学的に調べる…

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Sunday, July 30, 2023

IVAN 中学校で教師から「証拠を見せろ」…全裸にされたトラウマ語る「屈辱的」母が学校に訴えも - スポニチアネックス Sponichi Annex

モデルでタレントのIVAN
Photo By スポニチ

 モデルでタレントのIVAN(39)が、30日までに更新されたYouTubeチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」にゲスト出演。学生時代のトラウマを語った。

 中学1年生のときに転校したというIVAN。制服が届くのが間に合わず、1カ月ほどジャージで通っていたことから、転校先の学校では「1年にめっちゃかわいいハーフの子が入ってきた」と話題になり「3年生の先輩から告白されたりとか。女の子って思われてて」と、女子としてモテるようになったそう。

 IVANによると「『ときメモ』に、女の子なんだけど男の子の格好をして、学校に通ってるキャラがいたんですよ」といい「IVANってあのキャラの子と同じじゃない?事情があって、男の子の格好して学校に来てるんだ」と認識されるように。IVANは、当時について「私は別に、自分がどっちとか言わなかったから、流れ流れて、制服が来たときも、あんま制服着なかったりとか。ユニセックスというか」と、性別をはっきりと公表せずに学生生活を送っていたと話した。

 しかし、体育祭を巡ってトラブルが。女子はダンスを、男子は上半身裸で組体操を披露するのが学校の伝統だったが、IVANは2年生まで応援のみで参加。3年生になると、体育教師から「さすがにお前は3年生だから、3年目ぐらいはちゃんと組体操出ろ」と叱られ、IVANは「嫌です」と拒否したという。

 参加したくない理由を聞かれ、IVANは「私は上脱ぎたくないし、みんなと同じ力じゃないから嫌です」と回答。すると「さすがに、やらないというチョイスはないから、証拠を見せろ。お前が出たくない、女である証拠を見せろ」と、職員室の隣の部屋へ。「とりあえず胸見せろ。胸見せて、下も見せろ」と告げられ、「え?」と戸惑いながら全身裸に。そして「分かった。お前は気持ちが女の子なんだな。どっちかは分かった」とされるも、IVANは「屈辱的というか」と振り返った。

 翌日から学校内に「IVANは男」と噂が広まったそうで、IVANは「その先生のおかげで、大人たちのおかげで、心地よかった場所を、すごい心地の悪い場所にされちゃって」と話した。「見せたこともトラウマになったし、ママにそれを言ったら、ママは激怒して学校に“どうしてそんなことするんですか?”って言いにいったんだけど、先生たちもモゴモゴするだけで」「今だったらニュースになると思うんですけど、そのときはそんなことなくて」と語った。

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ローマ帝国時代、死者と交信する「死の魔術」の証拠となる遺物などをエルサレム近郊で発見 - カラパイア

ローマ帝国時代、異教徒が死者と交信する魔術に使用された遺物を発見
 古代人の頭蓋骨、石油ランプ、武器の一部が、エルサレムから西に30kmのほどのところにあるテオミム洞窟にひっそりと隠されていた。

 ここがいわゆる「冥界の入り口」であり、ローマ帝国時代に死者と交信する降霊術、または「死の魔術」ために使われていた場所である証拠だという。

 遺物の様式から、西暦2〜4世紀にここで「異教徒によるな不気味な儀式が行われていた」と、バル=イラン大学の研究チームが『Cambridge Core』で発表した。

洞窟内で異教徒が降霊術に使用した遺物を発見

 この周辺地域には、もともと多くのユダヤ人が住んでいたが、西暦132年から136年の間、ローマ帝国の支配に抵抗するため、ユダヤ人による反乱「バル・コクバの乱」が起きた。

 「この反乱の後、この地域に住んでいたほとんどのユダヤ人は駆逐、または追放された」と、イスラエル、バル=イラン大学の考古学者、ボアズ・ジス氏は説明する。

 その後、ローマは帝国のほかの地域、おそらくはシリア、アナトリア、エジプトの人々をこの地域に移住させた。

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ローマの支配に抵抗したユダヤ人が追い払われ、異教徒が洞窟に残したと思われる遺物 / image credit: Boaz Zissu/Te’omim Cave Archaeological Project

「かつてはユダヤでしたが、現在はシリア・パレスチナになっている場所に、新たな異教徒たちがやってきました。彼らが新たなアイデアや習慣、降霊術の考えを持ち込んだと思われます」ジス氏は言う。

 ジス氏は、イスラエル考古学庁のエイタン・クライン氏とともに発表した論文によると、洞窟の中から発見されたのは、120以上もある石油ランプ、斧や槍の刃、3つの人の頭蓋骨だという。

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ランプは青銅の鉢で覆われ、槍の穂先や斧の刃と共に供えられることもあり、これはほかの降霊術の場でも見られる / image credit:Boaz Zissu/Te’omim Cave Archaeological Project

ローマ帝国で禁じていた「降霊術」は密やかに行われていた

 広大なテオミム洞窟は、先史時代から人々が訪れていた場所で、バル・コクバの乱のときには、ユダヤ人反乱軍が隠れ家としてここを使っていたという。

 発掘のとき、当時の金銀の硬貨の山が見つかった。洞窟の奥まったところには、珍しい方解石のアラバスター岩が削られた跡があり、おそらくは、貴重な美術品を作るために切り出された跡ではないかと思われる。

 石油ランプの様式や、埋もれた硬貨からは、新たにやってきた異教徒たちが、自分たちの伝統的な儀式を持ち込み、洞窟が降霊術の場になったことがうかがえる。

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ユダヤ丘陵にある巨大なテオミム洞窟は、大昔から人々が訪れる場所だった。ここで異教徒によって、降霊術が行われていたのではないかという / image credit:Boaz Zissu/Te’omim Cave Archaeological Project

 ローマ帝国内では、降霊術は邪悪なものとみなされ、禁止されることが多かった。それでも、多くの古代都市は、死者と会話ができると信じられていた、秘密の神託の場の近くにあった。

 テオミム洞窟も、そのような場所になったのだろう。

「この洞窟は、理想的な条件を備えていました」ジス氏は言う。

ある程度、人里離れているけれど、幹線道路からはそれほど遠くありません。

それほど深くはないけれど、ある程度の深さの立坑が奥にあり、人々はそこが黄泉の国とつながる、冥界の入り口と考えたのです

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人の頭蓋骨、石油ランプ、武器などの遺物は、死者と話す儀式に使うために、洞窟内に置かれたと考えられる / image credit:Boaz Zissu/Te’omim Cave Archaeological Project

未来を予言できるとされる死者と交信を望んでいた可能性

 巨大な洞窟の中には、ランプ、人間の頭蓋骨、武器の一部などが埋もれていたが、研究者たちは、先端にフックのついた長い竿を使って、奥から遺物を引っ張り出さなくてはならなかった。

 古代の人たちも、やはり長い棒を使って、それらを置いた可能性が高いという。

 遺物が置かれていた隙間はとても深く、ランプの光が届かないため、専門家たちは最初、これらは、冥界の精霊に関係する儀式、クトーン崇拝の遺物だと考えた。

 しかし、頭蓋骨も隠されるように置かれていたため、本当の目的は、未来を予言できるとされる死者と話をするためではないかとも推測されるという。

 人骨は、死後、その人と連絡をとるために時々使われ、石油ランプの炎のちらつきは、冥界からのメッセージとして解釈された可能性がある。

 英キングス・カレッジ・ロンドンの考古学者、ケン・ダーク氏はこう語る。

この洞窟は、ローマ時代に行われた宗教行為の多様性や、当時の多神教徒による洞窟の宗教的利用と、聖地における最古のキリスト教洞窟教会とのはっきりした違いを示す重要な証拠を提供してくれます
References:Oil Lamps, Spearheads and Skulls: Possible Evidence of Necromancy during Late Antiquity in the Te’omim Cave, Judean Hills | Harvard Theological Review | Cambridge Core / Evidence of Roman-era 'death magic' used to speak with the deceased found near Jerusalem | Live Science / written by konohazuku / edited by / parumo
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“ウソをつかない”証拠と向き合う「鑑識課」 事件・事故の真相解明へ | 愛媛のニュース - Nスタえひめ|あいテレビは6 ... - TBS NEWS DIG Powered by JNN

事件・事故の現場から証拠を採取して分析する「鑑識」。その仕事を取材すると緻密な作業と向き合い続ける、捜査員たちの強い信念がありました。

◆事件・事故の真相解明に欠かせない証拠

現場足跡
複数の足跡

(県警本部刑事部鑑識課 
 秋山仁美 足痕跡課長補佐)
「1足分。複雑な格子模様の足跡と、あと小さいブロックの集合体の足跡も見えますし」

事件・事故が発生すると、現場に残された証拠を採取し科学的に調べることで、その状況や犯人などの行動を推定します。

そんな証拠採取の最前線に立つのが
「鑑識捜査員」

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Saturday, July 29, 2023

未払い残業代を取り戻せ 足りない証拠、立証した弁護士のひらめき:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 タイムカードなどの証拠がなくても、未払い残業代の請求は認められるのか――。そんな訴訟で画期的な判決が6月、福岡地裁小倉支部で言い渡されました。その裏に、労働問題に長年取り組む弁護士と、原告となった競り人らの二人三脚の闘いがありました。

 新鮮な青果や魚介類が運び込まれ、「北九州の台所」とも呼ばれる北九州市中央卸売市場。場内では早朝から威勢のよいかけ声が響き渡る。競りで商品を買い付け、スーパーなどに届ける青果仲卸会社のひとつが2021年3月、ひっそりと廃業した。

 経営者から30人ほどいる従業員に説明があったのは、その年の1月。会社が解散するわずか2カ月前のことだった。

 「売り上げが落ちてきた。給料を払えるうちに閉めたい」。会社側の資料によると、卸し先である大型スーパーが倒産したり、流通システムが多様化したりして、90年代に50億円超あった売上高は近年3分の1ほどに減ったという。

 会社の説明からまもなく、従業員のひとりが地元の労働組合に駆け込んだ。競り人補助の山本崇満(たかみつ)(42)だ。

 1人でも入れる全国一般労働組合福岡地方本部(北九州市)の委員長、山岡直明(64)が相談に乗った。「借金のない会社をつぶすことなんてできるんですか」。山本はそう訴えた。

 山岡が話を聴いてみると、問題は山積していた。まず、残業代が支払われていなかった。年次有給休暇も取れていなかった。さらに、退職金に関する規定を見た従業員もいなかった。

 「他にも不満を抱えている従業員がいるはずだ」

 山岡の言葉をうけて、山本はほかの従業員にも声をかけた。すると15人ほどが集まった。労組を結成することにした。

 会社に団体交渉を申し入れた。廃業に関する意向の確認や残業代の支払いを求めるためだ。だが交渉は進展することなく、会社は3月末で廃業した。

証拠はわずか 裁判はできるのか

 5月の大型連休明け、山岡は山本ら10人ほどを連れ、JR小倉駅近くのナリッジ共同法律事務所に向かった。ここは、九州の労働運動の礎を築いた故・谷川宮太郎が立ち上げ、多くの訴訟実績がある。

 応対したのは弁護士の安元隆治(44)だ。未払い残業代の請求を含めて労働事件の経験は豊富。組合員らの説明を聴くとすぐに事件の難しさを実感した。職場にはタイムカードなど労働時間を記録するものはほとんどなかったからだ。

 とはいえ光明はわずかにあった。山本の携帯電話には、社長から翌日の出勤時間を指示するメッセージが毎日届いていた。

 別の一人は退社する際に、妻へ「帰りますよ」と絵文字入りでLINEのメッセージを送っていた。

 だが、それぞれの従業員の出退勤時間の両方を裏付ける資料はなく、ほとんどは記憶から労働時間を推計するしかなかった。

 「裁判はできないんですか」

 迫る山本らに、安元は言った。「残業代に関する労働時間は、従業員が立証しないといけない。だが、証明するものはほとんど何もない。厳しい闘いになる」

原告らの出退勤時間をどうすれば特定できるのか。 安元弁護士が思いついたのは、パズルのような方法でした。

 山本らは悩んだ。「訴訟の労…

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Friday, July 28, 2023

「つるし上げの道具」だったビッグモーター社内LINE、和泉社長が削除指示…証拠隠滅は否定 - 読売新聞オンライン

 ビッグモーターの和泉伸二社長は26日、社内の業務連絡に利用していたLINEのアカウントを、社用の携帯電話から削除するよう社員に指示したと明らかにした。

 和泉社長によると、社員が参加するLINEのグループが100程度あり、業務連絡に多用されていた。だが、関係者によると、営業成績が悪いと上司らから「やめてしまえ」といった暴言を書き込まれ、社員から「つるし上げの道具になっている」との批判が上がっていた。

 和泉社長は報道陣に、「休日もLINEで仕事の連絡が頻繁に行われていることが確認できた。改革のため、即やめる判断をした」と述べた。また、今後の不正調査に与える影響については、「証拠になるものがあれば、(社員は)必ず保存していると思う」と証拠隠滅の意図を否定した。

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Thursday, July 27, 2023

バイデン氏、国際刑事裁判所との証拠共有を承認 ロシアの戦争犯罪巡り - CNN.co.jp

(CNN) バイデン米大統領は、ウクライナでのロシアの戦争犯罪を巡る国際刑事裁判所(ICC)の捜査に協力することを認める決定を下した。米当局者2人と事情に詳しい情報筋1人がCNNに明らかにした。

数カ月の内部協議を経て決定に至った。米国がICCとの証拠共有に応じるのは初めてで、歴史的な方針転換となる。米国はICC非加盟国。

情報筋の一人は「重大な決定となる可能性がある」と指摘し、米政権はICCとの情報・証拠共有に「明確なゴーサイン」を出しているとの見方を示した。

この情報筋によると、米国がどのような情報を共有するかは究極的にはICCの検察官の要求次第だという。

ウクライナでの戦争開始以降、バイデン政権は情報収集メカニズムなどを通じてロシアの戦争犯罪疑惑に関する証拠を入手してきた。

ただ、そうした証拠をICCと共有するかについては政権内部で数カ月にわたり議論が重ねられた。当局者は証拠共有が米国に不利な前例となる可能性がないか見極めていたという。

最も大きな懸念を示したのは国防総省で、ICCがイラクでの米国人の戦争犯罪疑惑を捜査することにつながる可能性があるとの懸念の声が出たという。

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証拠品の赤ちゃんサル脱走、法廷が大混乱に パキスタン - AFPBB News

【7月25日 AFP】パキスタンの裁判所で先週、野生動物の違法取引事件の証拠品として提出されたサルの赤ちゃんのうち1匹が逃げ出し、大騒ぎとなった。当局がこのほど、明らかにした。

 カラチ(Karachi)郊外で20日、マンゴーの輸送に使われる木箱に赤ちゃんサル14匹が入っているのが発見され、運んでいた男2人が逮捕された。箱の中は劣悪な環境で、サルたちはほとんど息ができない状態だったという。

 サルたちは21日、証拠品として法廷に持ち込まれた。うち1匹が逃げ出すと、職員が木からサルを何とか降ろそうとするなど大混乱となった。

 男2人にはそれぞれ10万パキスタン・ルピー(約5万円)の罰金の支払いが命じられた。サルについてはカラチ動物園(Karachi Zoo)への引き渡しが命じられたが、野生動物当局は自然に返すべきだと非難している。

 パキスタンでは野生動物の売買や飼育は違法だが、ほぼ無視されており、珍しい動物がペットとして市場で取引されている。

 サルは大道芸人に客寄せとして使われたり、犯罪者に民家に入り込み盗みを働くよう訓練されたりすることもある。(c)AFP

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Wednesday, July 26, 2023

「つるし上げの道具」だったビッグモーター社内LINE、和泉社長が削除指示…証拠隠滅は否定 - 読売新聞オンライン

 ビッグモーターの和泉伸二社長は26日、社内の業務連絡に利用していたLINEのアカウントを、社用の携帯電話から削除するよう社員に指示したと明らかにした。

 和泉社長によると、社員が参加するLINEのグループが100程度あり、業務連絡に多用されていた。だが、関係者によると、営業成績が悪いと上司らから「やめてしまえ」といった暴言を書き込まれ、社員から「つるし上げの道具になっている」との批判が上がっていた。

 和泉社長は報道陣に、「休日もLINEで仕事の連絡が頻繁に行われていることが確認できた。改革のため、即やめる判断をした」と述べた。また、今後の不正調査に与える影響については、「証拠になるものがあれば、(社員は)必ず保存していると思う」と証拠隠滅の意図を否定した。

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ビッグモーター新社長、LINEアカウント削除の臆測に反論 証拠隠蔽?の指摘に「全く違います」 - ニッカンスポーツ

国交省のヒアリング後、報道陣の取材に応じる和泉 伸二社長(撮影・中山知子)
国交省のヒアリング後、報道陣の取材に応じる和泉 伸二社長(撮影・中山知子)

中古車販売大手ビッグモーター(東京)による自動車保険の保険金不正請求問題をめぐり、26日付で就任した和泉伸二新社長が25日の記者会見後に、社内の連絡ツールとして使用していたLINE(ライン)のアカウントを削除するように、社員全員に通知していたことが分かった。

和泉社長はこの日、国交省でヒアリングを受けた後の報道陣の取材に、LINEのアカウント削除通知を認め「100個くらい(のグループライン)が作成されているらしいと聴いた。LINEでの連絡や報告が頻繁に行われ、休みの日でも確認がされていた」「風土改革の一環で、いったん縛るのはやめようと。縛るようなツールは使いたくないのでいったん全部やめることにした」と説明した。

ただアカウントを削除すれば、過去の履歴も消えてしまい、証拠隠滅との疑念も招きかねない。和泉社長は「(過去の履歴が消えるという)ご指摘はおっしゃる通りだが、スピードを持って始めたかった」と釈明。「今後の調査の中で、LINEの中での不正の確認や証拠になり得るものがあれば、社員の方で記録として残っていると思う」とも話した。

これまで、過去の履歴がさまざまな形で表面化してきたことへの対応策ではないのかと問われると、和泉社長は「全く違います。隠そうとする意思はありません」と語気を強めた。「LINEの停止は改革の第1弾と(社員に)伝えている。隠蔽(いんぺい)をするということになると、改革でも何でもない」話した。

中には、内部告発を止めるように暗に促しているのではないかと受け止めをしている社員もいるとの指摘も出ている。和泉社長は「改革の第1弾としてと伝えている、隠蔽をすることは改革でも何でもない」と繰り返し「言葉は足りないと思うが、私としては(LINE停止の)意図は理解は(社員に)してもらっていると思う」と訴えた。LINEの停止は、社員にメールを送る約1時間前に決めたとした。

国交省の同社へのヒアリングは午後1時から2時間あまり実施され、同日付で就任した和泉伸二社長や石橋光国副社長ら幹部が出席した。

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Monday, July 24, 2023

2000年前の「カレー作りの証拠」が東南アジアの遺跡で発見される - GIGAZINE(ギガジン)

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2000年前の「カレー作りの証拠」が東南アジアの遺跡で発見される  GIGAZINE(ギガジン)
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Sunday, July 23, 2023

「ライオン」捜索中止、野生動物潜む証拠なし ベルリン近郊 - CNN.co.jp

(CNN) ドイツの首都ベルリン近郊で「雌ライオン」がうろついているなどの目撃情報が寄せられ、大規模な追跡作戦も始まっていた騒動で、地元当局は23日までにこの作業の打ち切りを宣言した。

ベルリン南西部の郊外に位置するクラインマハノウの行政責任者は、複数の手がかりを調べ、雌ライオンもしくは野生動物が周辺地域に潜んでいる形跡は一つもなかったと主張。

捜索は、肉食の大型ネコ科の動物が野生のイノシシを追っているとの複数の目撃情報が伝えられた後の現地時間の20日午前0時ごろから始まっていた。ヘリコプター2機、警察車両30台、ドローン(無人機)や赤外線カメラを備えた警官100人を動員。獣医師や猟師も加わっていた。

この間、地元警察はベルリン市の一部地域の住民に在宅を警告もしていた。

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「証拠を掴んだ!」「安全はどこにある?」フルトン陣営が井上尚弥のバンテージに異例注文!海外専門メディアも ... - au Webポータル

雌雄を決する戦いに向けた口撃が、物議を醸している。 来る7月25日、東京・有明アリーナでボクシングの...

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Saturday, July 22, 2023

「日本軍による細菌戦の悪行に多数証拠」新資料発見で中国外交部が見解 (2023年7月22日掲載) - livedoor

日本軍国主義の細菌戦には多数の証拠新資料発見で中国外交部記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(資料写真、北京=新華社配信)【新華社北京7月22日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は21日の定例記者会見で、日本の研究者が厚生労働省の文書の中から中国で細菌戦を行った731部隊の職員表などの公式文書を発見し、文書に部隊の構成や隊員の氏名、階級が詳細に記されていたほか、細菌戦の元凶で初代部隊長だった石井

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Friday, July 21, 2023

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」 | 国内 - ABEMA TIMES

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」
【映像】「袴田事件」捏造? 検察の証拠の矛盾点を検証

 1966年に静岡県清水市(当時)で起きた一家4人殺害事件、いわゆる「袴田事件」。死刑判決を受けた袴田巌さん(87)の再審公判を前に、検察側が有罪立証する方針を示した。証拠品の捏造(ねつぞう)の可能性も指摘されているが、これまで検察の主張は二転三転してきた。

【映像】「袴田事件」捏造? 検察の証拠の矛盾点を検証

 袴田事件弁護団の事務局長・小川秀世弁護士は、かつて検察から証拠品として出されていた5点の衣類について、捏造だと確信していたものの「弁護団の中でも『捏造』という言葉を使って、裁判所に提出する文書を出すこと自体、固く止められていた」と振り返る。

 小川弁護士は31歳で弁護士登録し、袴田事件弁護団に入って以来、40年近く無罪を主張してきた。しかし当初の風あたりは強かったという。

「警察がこんな大がかりな捏造をするはずがない」(調査官A氏)
「弁護団の主張自体の品位を害する。弁護団の主張自体が裁判所から相手にされなくなるからやめてくれ」(弁護士B氏)

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」

 弁護団に入り、鉄紺色ズボン、ネズミ色スポーツシャツ、白色半袖シャツ、白色ステテコ、緑色ブリーフの「5点の衣類」を担当することになった小川弁護士は、あることに気づいた。

「半袖シャツの右肩の所にも傷があり、そこにB型の袴田さんの血が付いていた。袴田さんは事件の時に消火活動に参加し、その時にパジャマだったが、右肩の所にけがをして、そこにもカギ裂きの傷があり血が付いていた。袴田さんの身体は1つ傷があるだけだが、損傷がある衣類が2組になる」(小川弁護士)

 検察が犯行着衣と断定した半袖シャツと、袴田さんが着ていたパジャマ、どちらも右肩に傷があることは「偶然」とは言いがたい。袴田さんは緑のブリーフを持っていたが、それは母親が送ったもので、1つしかなかった。しかし、「5点の衣類」にも緑のブリーフが入っていた。

「5点の衣類が発見された後で、袴田さんの兄が『巌の緑のブリーフは自分が預かっている』と。そうすると緑のブリーフも2つ、右肩の傷(の衣類)も2つ。どちらかが捏造に決まっている」(小川弁護士)

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」

 しかし、検察側は「パジャマのほうを袴田被告が偽装した」「緑色のブリーフは、母が買ったという店では売ってなかった」と主張する。証拠品の衣類5点は、みそのタンクから発見されたとされるが、弁護団の実験では、1年以上みそタンクの中に漬けられていた場合、証拠品の色合いが薄すぎることを確認。みそとたまりじょうゆにわずか20分漬けるだけで証拠品と同等の色味になり、1年以上漬けると証拠品より濃い色になると証明した。

 あわせて付着した血液も、1年経つと黒々とした色合いに変化すると証明した。さらにズボンの下にはいていたはずのステテコのほうが、ズボンの裏生地よりも血液が広範囲かつ鮮明に付着していた。これに対して、検察は「犯行途中でズボンを脱いだかもしれない」と反論した。

 ズボン右側には、カギ裂き傷も付いていた。袴田さんの右すねには、実際に打撲擦過傷が認められたが、逮捕時の検査では認められていなかった。傷が発見されたのは、自白を強要された日の身体検査だったため、取り調べの過程で蹴られたりなどして、できた傷なのではと推測される。しかも、カギ型の向きは逆になっていて、着衣時には身体の傷と照合しないという「不可解すぎる矛盾点」があった。位置が逆なことに検察からの反論はないが、身体の傷については「もともとあった。身体検査はしたが、医者も警察官も気がつかなかった」としている。

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」

 加えて、血痕の撮影方法でも対立した。袴田弁護団が、肉眼で見た状況を忠実に再現すべく、白色蛍光灯でフラッシュをたいて撮影したのに対して、検察は白熱電球で撮影したため、より赤みが増したと主張する。

 なぜ、検察側からまったく違う鑑定結果が繰り返されるのか。東京高裁判事や最高裁調査官を歴任した、ひいらぎ法律事務所の木谷明弁護士は、検察に協力的な「御用学者」の存在を推測する。

「権力の周辺には、権力に群がる、学者の良心を捨ててしまった研究者がいる。そういう人の協力を得てやるのではないか」(木谷弁護士)

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」

 袴田事件を長年追い続けている、元朝日新聞記者でジャーナリストの小石勝朗氏は、「再審開始決定の時に『捏造』に触れられたところが、検察庁や捜査機関、警察にひっかかったのでは」と指摘する。

 みそタンクから見つかったとされるズボンは、袴田さんが実際に着用すると、サイズが小さすぎてはくことができなかった。検察は、ズボンのタグに付けられた「B」という表記を、色の表記と知りながら、「Bold(太い)サイズ」を意味するとして、みそに漬かり乾燥したことで「しわくちゃになって、はけなくなった」と主張。その後、弁護団も「B」は色を表す表記と知り、もともと小さすぎるサイズだったことが発覚した。

「みそで漬かって縮んだという言い訳ができなくなった。(その後の)検察の意見書だと、『袴田さんが逮捕されて太ったからはけなくなった』と理由を変えている。どうやって実際に証明できるのかなと不思議」(小石氏)

 みそタンクについても、検察の捜査報告書では、事件直後のみその量を80キログラムとしていた。しかし、弁護団の再現により、約2メートル四方のタンクでは深さ1.5センチにしかならず、「5点の衣類」を隠せる量ではないと判明した。

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」

「警察官が実際にみそのタンクの中を捜索している時に、気がつかないわけない。実際に『5点の衣類』が見つかったタンクを捜索したという警察官は、『その時は何もなかった』と言っていた。危険を賭してまでそういう風に言っているということは、かなり信用性が高いのでは」(小石氏)

 冤罪や司法制度の問題に詳しい映画監督の周防正行氏は、内部告発をこう見る。

「日本は内部告発や勇気ある行為をした人が、不当な圧力や嫌がらせを受ける国。裁判官もこれまでに違う判決を出す際、まわりと歩調を合わせるなど、忖度をする場合もあると聞いた」(周防監督)

 小石氏はジャーナリストの観点から、死刑制度との関連性も指摘する。

「『国家的なテーマになるので、この事件は頑張らなきゃ』みたいな話が、検察なり法務省なり、全体の方針みたいになっているのではないか」(小石氏)

袴田事件の不可解すぎる矛盾点 “二転三転”の検察vs弁護士 「証拠の見方が180度違うことはありえない」

 袴田弁護団の小川弁護士は、「冷静に考えれば、我々と証拠の見方が180度違うことはあり得ないと思う」として、検察の行動を「自分たちは先輩の過ちを隠そうと、あるいはそれを守ろうというのが使命だと、誤った考えを持っているのかも」と分析する。

 木谷弁護士は、裁判官時代に体験した、検察を物語るエピソードを振り返った。

「浦和の裁判長をやっていた時代に、多くの無罪(判決)をやったと言われている。ある時、まったく事件と関係ない検事が、僕のためを思って忠告してくれた。『あんまり検事の言うことと違うことをやらないほうがいいですよ』と。なぜだと聞くと、『あなた方がいくら頑張っても、1人かせいぜい3人で議論するだけ。俺たち(検察)はいざとなったら、庁全体、高検、場合によっては最高検まで巻き込み徹底的にやる。そんな検察を相手に勝てるはずないじゃないですか。だから、あんまり頑張らないほうがいいですよ』。善意の忠告だが、それに全てが現れている」(木谷弁護士)

(『ABEMA的ニュースショー』より)

「袴田事件」捏造? 検察の証拠の矛盾点を検証

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「捏造ですね」警官が証言…無実の逮捕なぜ起きた? 大川原化工機事件

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人類が人肉を食べた最古の証拠か 145万年前の骨に痕跡 - 日本経済新聞

およそ145万年前、ある人類が、仲間のひとりを食事として消費したようだ。ケニア北部の遺跡で発見された古い脛骨(けいこつ、すねの内側の骨)には、肉を切り離す処理がなされたことを示す切り痕が残っている。これは、ヒト族(ホミニン)が共食いをしていた最古の証拠となる可能性がある。論文は2023年6月26日付けで学術誌「Scientific Reports」に発表された。

この行為は食料を必要としていた人々によって行われた可能性が高いと語るのは、論文の筆頭著者である米スミソニアン国立自然史博物館の古人類学者ブリアナ・ポビナー氏だ。「飢えた人々が、空腹を満たすために死んだ人間を食べていたのです」

これは、われわれの祖先が145万年前に共食いをしていたことを示す明らかな証拠のように見えるが、肉の処理をした者とされた者のどちらについても、種の特定には至っていない。おそらく、関わった彼ら全員が、当時一帯で支配的なヒト族であったホモ・エレクトスだったと思われるものの、ホモ・ハビリスやパラントロプス・ボイセイだった可能性もある。

もし食べた側と食べられた側が別の種だったなら、厳密には「共食い(カニバリズム)」ではなく「人肉食(アントロポファジー)」になるとポビナー氏は言う。いずれにせよ、これらのヒト族はおそらく互いに似たような見た目をしており、肉を骨から削ぎ落とした側は、自分たちが食べる相手が誰であるかを気にしなかっただろうと氏は指摘している。

現生人類であるホモ・サピエンスの間では、はるか昔から共食いに対する多くの文化的タブーが存在した。その結果、人間が共食いを行う際には、タブーを克服するために儀式化される場合が多かった。しかし今回のような、より初期の人類は、おそらく人肉を食べることにそうした意味を持たせることはなかっただろうとポビナー氏は言う。「これほど古い時代に儀式が存在したとは思えません」

食肉処理が行われた理由はともかく、ポビナー氏は、今回自分が発見したものをにわかには信じられなかったという。「見たとたんに思わず『ありえない』とつぶやいてしまう、そんな瞬間でした」

謎めいた痕跡の正体は

2017年、ポビナー氏はケニアを訪れ、ナイロビにあるケニア国立博物館に収蔵されている数十個のヒト族の骨を調査した。氏が探していたのは、骨に残る動物のかみ痕だった。それが見つかれば、初期人類がハイエナや野生ネコのようなアフリカの捕食動物に食べられていたことの証明になるからだ。

しかし、そうしたかみ痕は一切見あたらなかった。その代わりに、あるヒト族の脛骨に切り痕のようなものがついているのが見つかった。英国の著名な古人類学者メアリー・リーキー氏が、1970年にケニア北西部のトゥルカナ地方で発見した骨だった。

ポビナー氏は、こうした切り痕に見覚えがあった。「私は今まで、これと似たような食肉処理の痕跡がある、地域も時代も同じ動物の骨の化石を何百個も研究してきました」と氏は言う。「だからこそ、それが何であるのかにすぐ気づいたのです」

そこでポビナー氏は、歯科医が歯型を取るのに使う材料を使って切り痕の型を取り、今回の論文の共著者である米コロラド州立大学の古人類学者マイケル・パンテ氏に送った。その痕跡が何を意味するかについて、自身の見解は言わずにおいた。

パンテ氏と、同じく研究の共著者であり米パデュー大学の博士課程で人類学を研究するトレバー・キービル氏は、この謎めいた切り痕の3Dスキャンを作成した。それから、実験によって骨につけられた石器による切り痕、動物によるかみ痕、踏みつけ痕など合計898個のデータベースと比較した。この分析により、11カ所の切り痕のうち少なくとも9カ所が、石器によって刻まれたものであることが判明した。

肉を食べるのでなければこうした処理をする理由はなく、食べがいのあるふくらはぎの筋肉を骨から切り離そうとしていたように見えると、ポビナー氏は述べている。「彼らはほかの動物の場合と同じやり方で食肉処理を行ったのです」

ヒト族の人肉食、儀式か栄養目的か

ヒト族は100万年以上前からヒト族を食しており、今回の研究はその最初期の証拠となるかもしれないと、英ブライトン大学の考古学者・人類学者であるジェームズ・コール氏は述べている。氏は今回の研究に関わっていない。

ヒト族の骨に残る食肉処理の明らかな証拠として最も古い例は、これまではスペイン、アタプエルカ遺跡から見つかったものだったとコール氏は言う。それらの骨は80万年以上前のものと推定されている。

しかし、「こうした行動がもっと古くから行われていたことは十分にありえます。動物界に共食いの例が多く見られることを考えれば、そうであったことはほぼ確実でしょう」

このヒト族がなぜ別の個体を食べたのかという疑問については、答えを見つけるのは容易ではない。「彼らの目的が栄養摂取だったのか、それとも儀式などのより複雑な文化的活動だったのかを見極めるのは困難です」と、豪グリフィス大学オーストラリア人類進化研究センター所長を務める古人類学者マイケル・ペトラーリア氏は述べている。

それでもポビナー氏は、今回の事例は食料が必要だったために行われた共食い、または人肉食だったと考えている。ホモ・エレクトスにも、同時代にいたその他のヒト族にも、埋葬などの儀式的な行動を示す証拠は見つかっていないため、彼らが人肉を食べるうえで儀式的なアプローチをとったとは考えにくい。

儀式としての共食いは、われわれの種に特有なのかもしれない。たとえば、旧石器時代のホモ・サピエンスの骨から、儀式としての共食いがあったと推測する研究もある。共食いはまた、より新しい時代であるアステカの宗教にも見られ、そこには食べられる側と食べる側を決める厳格な規則が存在した。船が難破したときなど、生き残るために共食いが行われる場合にさえ、くじ引きのような儀式化された行動が見られる。

ネアンデルタール人の間にも共食いの証拠はあるが、こちらはどうやら純粋に栄養摂取を目的としたものだったようだ。「共食いに関して儀式的・文化的な側面が多く見られるのは現生人類の方です」とポビナー氏は言う。

研究チームは今回調査されたヒト族について、肉を目当てに狩られた可能性も排除していないが、別の原因で死んだ後に食べられた可能性も考えられる。チンパンジーのような現代の類人猿は、ときに縄張り争いで殺し合い、その死骸を食べることがあるとポビナー氏は言う。その際、チンパンジーは相手の死骸を単なる肉の供給源として扱っているようだ。

今回の研究は、過去に発見された骨からいかに多くのことを学べるかを示す好例だ。この事例からは、「博物館の古い所蔵品に最新技術を応用することにより、行動に関する新たな知見が得られることがわかります」とペトラーリア氏は言う。

ポビナー氏もまた、新たな科学的手法を使って古い化石を調査することの価値を強調する。「これは博物館のコレクションを再度調べることの重要性を示しています。そうすることで、思いもよらないものが見つかるかもしれません」

文=TOM METCALFE/訳=北村京子(ナショナル ジオグラフィック日本版サイトで6月29日公開)

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Thursday, July 20, 2023

袴田さんの再審 弁護団・検察双方の証拠ほぼ出そろう|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp

57年前、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審=やり直しの裁判に向けた裁判所と弁護団、検察による事前の協議が開かれ、弁護団と検察の双方が再審で取り調べを求める証拠がほぼ出そろいました。

57年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)について、東京高等裁判所はことし3月、再審を認める決定を出し、静岡地方裁判所でやり直しの裁判が開かれることになりました。
検察は再審で袴田さんの有罪を求める立証を行う方針で、19日、再審に向けた4回目の3者協議が静岡地方裁判所で開かれました。

弁護団によりますと、協議では弁護団と検察の双方が再審で取り調べを求める証拠がほぼ出そろい、裁判所は取り調べることに同意するか来月末までに、意見を述べるよう双方に求めたということです。

検察側の証拠は再審で新たに提出する意向の鑑定書など16点を含むあわせて245点で、弁護団の証拠はあわせて269点だということです。

このうち、再審請求の審理で取り調べられた証拠については、基本的には同意することを双方が確認したということで、弁護団の事務局長の小川秀世弁護士は「非常に迅速に審理が進む可能性が出てきたので、大いに前進したと思う」と話していました。

弁護団はことし9月から再審を始めるよう裁判所に文書で申し入れていましたが、裁判所からは、「警備上の問題がありすぐに期日を決めることはできない」という見解が示され、きょうの協議では認められなかったということです。
次回の協議は9月12日に開かれます。

協議のあと、弁護団と袴田さんの姉のひで子さんが会見を開きました。
この中で小川弁護士は、今後の審理の見通しについて、裁判長から「1回目の再審請求のときに非常に時間がかかっているから裁判所としても責任を感じている。できるかぎり早期に審理を進めたい」と言われたことを明らかにしました。
その上で、弁護団がこれまで年内での判決を求めてきたことについて小川弁護士は、「審理自体は年内で終わらせたい」という考えを示しました。

また、検察が再審で提出する意向を示している、法医学者による鑑定書などの新たな証拠について、間光洋弁護士は、「『審理の蒸し返し』であることを理由に、却下を求める意見書を準備していて、8月末までに提出したい。いま、お互いのカードを出し合っているので、こちらも証拠を追加するかもしれない」と述べました。

きょうの協議についてひで子さんは、「再審に向けて進んでいると思いました。今まではそんなこと思いませんでしたが、きょうは検事さんも一生懸命話してくれたので、進んでいると思っています」と話していました。

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Wednesday, July 19, 2023

袴田さんの再審 弁護団・検察双方の証拠ほぼ出そろう|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp

57年前、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審=やり直しの裁判に向けた裁判所と弁護団、検察による事前の協議が開かれ、弁護団と検察の双方が再審で取り調べを求める証拠がほぼ出そろいました。

57年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(87)について、東京高等裁判所はことし3月、再審を認める決定を出し、静岡地方裁判所でやり直しの裁判が開かれることになりました。
検察は再審で袴田さんの有罪を求める立証を行う方針で、19日、再審に向けた4回目の3者協議が静岡地方裁判所で開かれました。

弁護団によりますと、協議では弁護団と検察の双方が再審で取り調べを求める証拠がほぼ出そろい、裁判所は取り調べることに同意するか来月末までに、意見を述べるよう双方に求めたということです。

検察側の証拠は再審で新たに提出する意向の鑑定書など16点を含むあわせて245点で、弁護団の証拠はあわせて269点だということです。

このうち、再審請求の審理で取り調べられた証拠については、基本的には同意することを双方が確認したということで、弁護団の事務局長の小川秀世弁護士は「非常に迅速に審理が進む可能性が出てきたので、大いに前進したと思う」と話していました。

弁護団はことし9月から再審を始めるよう裁判所に文書で申し入れていましたが、裁判所からは、「警備上の問題がありすぐに期日を決めることはできない」という見解が示され、きょうの協議では認められなかったということです。
次回の協議は9月12日に開かれます。

協議のあと、弁護団と袴田さんの姉のひで子さんが会見を開きました。
この中で小川弁護士は、今後の審理の見通しについて、裁判長から「1回目の再審請求のときに非常に時間がかかっているから裁判所としても責任を感じている。できるかぎり早期に審理を進めたい」と言われたことを明らかにしました。
その上で、弁護団がこれまで年内での判決を求めてきたことについて小川弁護士は、「審理自体は年内で終わらせたい」という考えを示しました。

また、検察が再審で提出する意向を示している、法医学者による鑑定書などの新たな証拠について、間光洋弁護士は、「『審理の蒸し返し』であることを理由に、却下を求める意見書を準備していて、8月末までに提出したい。いま、お互いのカードを出し合っているので、こちらも証拠を追加するかもしれない」と述べました。

きょうの協議についてひで子さんは、「再審に向けて進んでいると思いました。今まではそんなこと思いませんでしたが、きょうは検事さんも一生懸命話してくれたので、進んでいると思っています」と話していました。

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Tuesday, July 18, 2023

語る-弁護士・徳田靖之:匿名こそ偏見と差別の証拠 終わり見えぬ強制不妊訴訟 /大分 - 毎日新聞

旧優生保護法を巡る問題について語る徳田靖之弁護士
旧優生保護法を巡る問題について語る徳田靖之弁護士

 旧優生保護法(1948~96年)下で障害者らに対し強制的に行われた不妊手術。全国各地で訴訟が続くなど終わりは見えない。大分県弁護士会の徳田靖之弁護士は今、被害者たちと向き合う。「憲政史上最悪の人権侵害」。そう位置づけ原告の掘り起こしにも奔走している。

 ハンセン病国賠訴訟や薬害エイズ裁判など、過去にも数々の「壁」に挑んできた徳田氏の言葉をお届けする本企画。初回は旧優生保護法を巡る問題を取り上げる。【聞き手=西部本社編集局次長・小林直】

 <この問題を巡っては38人(6月2日現在)が提訴し、6月16日までに地高裁で16件の判決が言い渡された。最大の争点は、不法行為から20年を経過すると請求できなくなる民法の「除斥期間」で、当初原告側の敗訴が続いていたが、2022年2月、大阪高裁が「除斥期間の適用を認めることは、著しく正義・公平の理念に反する」として初めて国の賠償責任を認めた。その後、勝訴判決が続いたが、6月に仙台・札幌の2高裁で原…

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Monday, July 17, 2023

「脂肪肝」に特徴的な「タンパク質」を発見…「関与」の証拠を見出したスリリングな「研究過程」(吉森保) - 現代ビジネス

photo by gettyimages

高脂肪食により脂肪が蓄積して肝障害を起こす「非アルコール性脂肪肝」は、肝がんへ進行する場合もある、気をつけるべき「生活習慣病」の一つです。残念ながら、脂肪肝の根本的な治療薬はまだありません。

この脂肪肝では、オートファジーが低下することが報告されていることから、消化器内科の竹原徹郎さんや田中聡司さんたちと脂肪肝を発症するメカニズムの解明に挑んだ吉森保さん。前回は、オートファゴソームの形成までは進むものの、p62というタンパク質が分解されず、肝臓内で増加していることが、マウス実験から明らかになった経緯をご紹介しました。

そこで見出したのは、オートファジーの機能低下に関わっているタンパク質「ルビコン」の増加。しかし、「増えた」だけでは証拠になりません。脂肪肝への関与はどのように確かめられたのか、その研究過程を見てみましょう。

【書影】生命を守るしくみ オートファジー

*本記事は吉森 保 著『生命を守るしくみ オートファジー』(ブルーバックス)を抜粋・再編集したものです。

ルビコンがオートファジーを抑制

オートファジーの機能が低下したときに、量が増えたり減ったりしているタンパク質があれば、それがオートファジーの機能低下に関わっている可能性がある。

オートファジーに関わっているタンパク質を網羅的に調べた結果、オートファジーの機能が低下したときに量が変化していたタンパク質はただ一つ、ルビコン(Rubicon)だけだった。詳しい説明は本書で述べているが、ルビコンは2009年に私たちが発見したタンパク質である。

オートファジーの機能が低下したときに、ルビコンの量が増えていた。

【イラスト】相関関係はわかったものの、因果関係はどうか? 相関関係はわかったものの、因果関係はどうか? illustration by gettyimages

しかし、この実験の結果だけでは、ルビコンの増加がオートファジーの機能低下の原因であるとは言い切れない。ルビコンの増加とオートファジーの機能低下には、確かに相関関係がある。しかし因果関係、つまり原因と結果の関係があるかどうかを確かめる必要がある。

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2023 ©︎KODANSHA LTD.

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Saturday, July 15, 2023

旧天竜林高事件 「証拠開示の突破口に」 元市長代理人弁護士が会見 新証言で意見書も|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

 旧天竜林高の大学推薦入試に絡む調査書改ざん・贈収賄事件を巡り、元天竜市長(91)=再審請求中=が2度目の現金を渡したとされる日のアリバイの可能性を示す銀行関係者の証言を静岡新聞社が報じたことを受けて、元天竜市長の代理人の杉尾健太郎弁護士が14日、浜松市中区で記者会見し、「さらなる証拠開示に向けた突破口にしたい」と見通しを語った。

元天竜市長のアリバイの可能性を示す静岡新聞の報道を受け、記者会見する杉尾健太郎弁護士=14日午前、浜松市中区
元天竜市長のアリバイの可能性を示す静岡新聞の報道を受け、記者会見する杉尾健太郎弁護士=14日午前、浜松市中区

 元天竜市長が即時抗告を申し立てている東京高裁での再審請求審で、静岡新聞の報道内容を軸にした新たな主張を補充意見書として提出する方針も示した。
 中谷さんのアリバイを巡っては、検察が開示した警察の取り調べメモに「12時26分事務処理(元天竜市長退店)」との記載があった。弁護側はアリバイを示唆する証拠であると主張する一方で、この記載が断片的な情報だったため関係する全証拠の開示を求めた。だが5月の浜松簡裁による元天竜市長の再審棄却決定は「当該記載がいかなる原証拠のどのような記載に基づくものなのかも明らかでない」として弁護側の主張を退けた。
 杉尾弁護士は報道を受けて、取り調べメモの記載が、元天竜市長が保険契約金500万円を支払った振込伝票の時間を基にした可能性が高まったと指摘。「通常の銀行業務として、顧客から大金を預かり、退店後に振り込む流れは考えにくい」とし、「高校で現金授受があったとされる時間に元天竜市長が銀行にいた確実性が極めて高まった」と強調した。
 確定判決では、元天竜市長は2007年12月10日午前11時ごろ、同校で元校長(75)に現金10万円を渡したとしている。検察側は当日、同校の事務長が同11時過ぎに元天竜市長を校内で目撃したとの証言があると主張する。杉尾弁護士は「アリバイが成立すれば、目撃証言の信用性も揺らぐことになる」との認識を示した。
 

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Friday, July 14, 2023

ホワイトハウスのコカイン捜査終了、物的証拠なし - ロイター (Reuters Japan)

米大統領警護隊(シークレットサービス)は7月13日、ホワイトハウスで発見されたコカインに関する捜査を終了したと発表した。物的証拠がなく、容疑者を特定できなかった。写真はホワイトハウスのウエストウイング入口。5日撮影(2023年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 13日 ロイター] - 米大統領警護隊(シークレットサービス)は13日、ホワイトハウスで発見されたコカインに関する捜査を終了したと発表した。物的証拠がなく、容疑者を特定できなかった。

コカインは大統領執務室などがあるウエストウイング入口付近にある、来訪者が電子機器などの持ち物を一時的に保管する場所に置かれていたという。

コカインが入っていたパッケージから指紋を採取できず、コカインを持ち込んだ可能性のある人物を特定するのに十分なDNAサンプルは得られなかった。捜査の手掛かりとなる監視カメラ映像も見つからなかったという。

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