【7月25日 AFP】パキスタンの裁判所で先週、野生動物の違法取引事件の証拠品として提出されたサルの赤ちゃんのうち1匹が逃げ出し、大騒ぎとなった。当局がこのほど、明らかにした。
カラチ(Karachi)郊外で20日、マンゴーの輸送に使われる木箱に赤ちゃんサル14匹が入っているのが発見され、運んでいた男2人が逮捕された。箱の中は劣悪な環境で、サルたちはほとんど息ができない状態だったという。
サルたちは21日、証拠品として法廷に持ち込まれた。うち1匹が逃げ出すと、職員が木からサルを何とか降ろそうとするなど大混乱となった。
男2人にはそれぞれ10万パキスタン・ルピー(約5万円)の罰金の支払いが命じられた。サルについてはカラチ動物園(Karachi Zoo)への引き渡しが命じられたが、野生動物当局は自然に返すべきだと非難している。
パキスタンでは野生動物の売買や飼育は違法だが、ほぼ無視されており、珍しい動物がペットとして市場で取引されている。
サルは大道芸人に客寄せとして使われたり、犯罪者に民家に入り込み盗みを働くよう訓練されたりすることもある。(c)AFP
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