俳優坂口健太郎(31)と女優杏(36)がダブル主演のフジテレビ系連続ドラマ「競争の番人」(月曜午後9時)の第3話が25日、放送される。

ドラマの舞台は公正取引委員会。坂口は20歳で司法試験合格、東大法学部首席卒業の天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶつとむ)。杏は実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(かえで)を演じる。2人は公正取引委員会第六審査、通称ダイロクに職員として務める。独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正をあぶり出していく。

第3話では、小勝負、白熊たちダイロクメンバーはホテル天沢の元ホテル長、長澤俊哉(濱津隆之)の協力を得て、オーナー天沢雲海(山本耕史)の留守を狙い納入業者いじめの調査に入る。併せてウエディングカルテルの資料も集めようとするが、雲海が戻ってしまい追究出来なかった。そんな中、長澤にカルテルの資料の保管場所が分かったと言われ小勝負と白熊は、資料が保管されている倉庫に案内される。しかしそれは雲海のわなで、小勝負と白熊はそのままホテルの書庫に監禁されてしまう。

小勝負は不法侵入したと雲海が警察に突き出すつもりだと分析。一方、恋人の大森徹也(黒羽麻璃央)とデートの約束をしていた白熊は弱そうな壁を見つけ、壁を蹴って穴を空けることに成功。しかしそこはトイレと給湯室があるだけで外には出られなかった。そんな中、小勝負は書類の中に過去の宿泊台帳と顧客カードを見つける。そこには、過去に摘発されたカルテルの当事者たちが同じ部屋を利用した記録があった。

翌朝、小勝負と白熊は警備員に発見された。雲海はワイドショーに出演して公取の違法調査だと息巻く。そんな時、「フラワーショップ石田」を営む石田正樹(武田航平)と七瀬(野村麻純)が公取に来た。天沢グループから抜ける決意を固めたという夫婦は、小勝負たちに雲海と「温泉郷・絆」の政岡一郎(春海四方)が会合する日を教える。ダイロクは決定的なカルテルの証拠をつかもうと動きだす。