ギネスワールドレコーズ社は22日、30歳で「世界最高齢の犬」に認定し、その後に死んだポルトガルの雄犬ボビについて「生年月日を証明できる決定的な証拠がない」として記録を取り消したと発表した。獣医師らが年齢に疑問を呈し、1月にギネス社が再調査に乗り出していた。
ギネス社によると、ボビが装着していたマイクロチップのデータに基づき世界最高齢と認定したが、このデータを裏付ける証拠がなかった。ボビは昨年2月に最高齢と認定され、同10月に死んだ。「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」というポルトガル原産の犬種で、この犬種の平均寿命は12~14歳とされる。
ギネス社は、マイクロチップでの追跡に限界があることを認め、どの犬が新たに世界最高齢となるのか現段階では確認できないと説明した。(共同)
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