北海道バス横転訴訟無罪確定の元運転手が逆転敗訴検察が証拠収集怠ったと言えない - 読売新聞オンライン

　北海道白老町で２０１３年、バスが横転して乗客１３人が重軽傷を負った事故を巡り、自動車運転過失傷害罪に問われ、無罪が確定した元運転手の男性（６４）が、ずさんな捜査で違法に起訴されたとして約７６０万円の国家賠償を求めた訴訟の控訴審判決が７日、札幌高裁であった。

　佐久間健吉裁判長は、国に約４３０万円の支払いを命じた１審・札幌地裁判決を取り消し、原告の請求を棄却した。佐久間裁判長は「検察が証拠収集を怠ったとは言えず、起訴の違法性は認められない」と結論づけた。

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