Pages

Wednesday, January 11, 2023

ヘンリー王子の自伝に疑義 事実と異なる〝証拠〟が見つかる=英報道 | 東スポWEB - 東スポWEB

 ヘンリー王子の自伝「スペア」に書かれた内容を覆す可能性のある〝証拠〟が見つかったと、10日の英紙「デイリーメール」が報じた。

 ヘンリー王子は「スペア」のなかで、自身の違法薬物使用歴や兄であるウィリアム皇太子との対立、妻のメーガン妃とキャサリン皇太子妃の暗闘、さらには数々の英王室批判をブチまけて話題を呼んでいる。まさに暴露本というべき内容だが、ここにきて「スペア」に書かれている内容に疑義が生じているという。

 ヘンリー王子は故エリザベス女王の母・エリザベス王太后が2002年3月30日に亡くなったときについて、当時在籍していた英随一の名門・イートン校で訃報の知らせを受けたと記し、「相手の声が誰だったか思い出せたらいいが、おそらく廷臣だったと思う。復活祭の直前だったのを思い出します。天気は明るく暖かく、窓から差し込む光は鮮やかな色に満ちていました」と回想している。

 しかし、デイリーメールはこれが事実に反するのではないかと報道。その〝証拠〟として、2002年3月29日にスイスのスキーリゾート・クロスタースで行った記者会見で、チャールズ国王(当時皇太子)とウィリアム皇太子(当時王子)とともに、写真に収まるヘンリー王子を紹介した。

 この様子は当時のBBCも報じており、当時のバッキンガム宮殿が発表した声明でも、2002年3月30日時点で、少なくともチャールズ国王(当時皇太子)がクロスタースに滞在していたことが明らかになっている。それだけにヘンリー王子だけが、英国内のイートン校に戻っていたと考えるのは不自然というワケだ。

 ヘンリー王子の〝事実誤認〟と見られる「スペア」の内容に、英王室専門家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏も「非常に物議をかもしている本なので、決してこのような間違いは許されない。ほかの内容も不正確ではないかという問題が生じる」と指摘している。

 故エリザベス女王は生前、ヘンリー王子とメーガン妃の英王室批判について「一部の記憶は異なる可能性がある」と話していたが、皮肉にもヘンリー王子は自らエリザベス女王の言葉が正しかったと証明してしまったのかもしれない。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( ヘンリー王子の自伝に疑義 事実と異なる〝証拠〟が見つかる=英報道 | 東スポWEB - 東スポWEB )
https://ift.tt/CvGxM98

No comments:

Post a Comment