米国防総省のカービー報道官は21日、「ロシア軍による戦争犯罪の明確な証拠がある」と述べ、同省がその証拠を収集していると明らかにした。ウクライナ侵攻の停滞にいら立ったロシア軍が砲爆撃を激化させており、「民間人への無差別攻撃の多くは意図的だ」との見解を示した。
侵攻開始から26日間が経過したが、国防総省によるとロシア軍が制圧した都市はウクライナ南部のメリトポリ、ベルジャンスク、ヘルソンの3都市にとどまる。ヘルソンでは都市奪回に向けたウクライナ軍の反撃も起きているという。カービー氏は「ロシア軍は、想定した目標のほぼすべてを達成できていない」と述べた。
主要都市に向けて地上軍の前進を阻まれているロシア軍は、郊外から都市部に向けた攻撃を強めている。「降伏を強制しようと、ミサイルや砲撃による遠距離攻撃がここ数日で増えている」とカービー氏は指摘。こういった攻撃が民間人の死傷者の増加や、住宅地や病院、学校などへの被害につながっているという。
さらに国防総省高官によれば、ロシア軍は正確性の高い精密誘導兵器の不足や不具合に陥っている。標的への誘導装置が付いていない無誘導爆弾の使用を増やしたことで、さらなる民間人への被害などが生まれているという。
ロシア軍は都市部への砲爆撃…
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