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Tuesday, June 9, 2020

振り込め詐欺集団VS警察のバトル “詐欺用メモ”をフライパンで焼く……証拠隠滅の手口(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

 振り込め詐欺集団と警察による熾烈なバトルが、新たな局面に突入しつつある。5月28日に決行されたアジトの摘発では、死人が出る“事故”が発生した。 【画像】男性が転落したタワマン 警視庁担当記者の話。 「警視庁組織犯罪対策総務課が、特殊詐欺事件の容疑者が潜む大阪市内のタワーマンション29階の一室を訪問。ピンポンしても応じなかったため、ベランダの窓を割って踏み込むと、中にいた若い男が別のベランダの柵からエレベーターホールに飛び移ろうとして失敗し、1階のひさし部分まで転落、即死しました。ターゲットだった職業不詳の男(36)は詐欺の疑いでその場で逮捕されています」  警視庁が大阪まで出向いて捜査をするのは珍しく思えるが、ここ数年はむしろ日常的なシーンだという。 「組対総務課は反社会的勢力を担当する部署で、情報があれば都内に限らず捜査します。しかも、振り込め詐欺などの特殊詐欺の捜査では、人員に余裕のある警視庁が全国の捜査センターとしての役割も果たすようになっている」(同前)  警察庁の統計によると、特殊詐欺のアジト摘発数は数年前から順調に推移。2013年に24件だったのが翌年から40件を常時超えるようになり、昨年も43件を摘発している。  警察幹部は「特に詐欺の電話をかける“かけ子”のアジトはかつての過激派と同様、厳重になりつつある。玄関はチェーンやネジなどで完全に塞ぐケースが多い」と解説。さらに、証拠を押さえるのも容易ではない。

詐欺用メモを焼くためのフライパンも……

「詐欺用メモを焼いて処分するためのフライパンや、水溶性の紙を溶かすための水を張ったバケツが置かれているアジトもある。ガサ入れは逃走と証拠隠滅をいかに最小限にとどめるか、時間との戦いだ」(同前)  実際、捜索は映画さながらである。屋上、ベランダ、玄関など逃走経路をすべて塞いだ上で、捜査一課特殊班(SIT)が窓ガラスを破ったり、玄関の扉を工具などで切開したりして、閃光弾を投入。混乱している隙に証拠隠滅の余裕を与えず、一気に制圧する。 「トイレに立てこもるのを叩き出したり、逃げた連中をヘリで追いかけることも。最近は実刑も多いから連中も必死だ。高層階でもベランダから逃げ出すのは不思議ではない」(捜査関係者)  ただ、今回は100人以上の捜査員を投入する“かけ子”のアジト摘発と違い、上層部を狙ったのか、投入された警察官は8人のみ。警視庁は「捜査に問題があったとは考えていない」とコメントしているが、前出の捜査関係者は「ベランダをすべて押さえておけば防げた可能性もある」とみる。  電話1本でできる特殊詐欺も、今や命がけの犯罪だ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年6月11日号

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