東京都台東区で次女の細谷美輝(よしき)ちゃん(当時4歳)を殺害したとして父親の健一(43)と母親の志保(37)の両容疑者が逮捕された事件で、不凍液の購入時に使われたインターネットのアカウントが削除されていたことが、捜査関係者への取材で判明した。美輝ちゃんは不凍液などの摂取で死亡したとみられ、警視庁捜査1課は、両容疑者が証拠隠滅を図った疑いがあるとみている。
両容疑者の逮捕容疑は、台東区今戸1の自宅で2023年3月12〜13日ごろ、自動車のエンジン冷却などに使う不凍液や向精神薬「オランザピン」を摂取させ、殺害したとされる。美輝ちゃんは13日午前9時ごろに意識不明の状態で病院に搬送され、間もなく死亡が確認された。
捜査関係者によると、美輝ちゃんの死後、警視庁が両容疑者のスマートフォンやパソコンを解析したところ、不凍液の購入時に使ったとみられるネットのアカウントが削除されていたという。両容疑者は美輝ちゃんの死亡する約1年前から繰り返し不凍液などを購入していたとみられ、アカウントは削除されていたものの、パソコンなどには死亡直前の約1カ月間にも購入した形跡があったという。
志保容疑者が逮捕前、不凍液について「買っているとすれば私」と警視庁に説明していたことも判明した。健一容疑者は「知らない」と話したとされる。
事件を巡っては、18年4月に死亡した健一容疑者の40代の姉についても、死因に不審な点が判明している。遺体の一部から、不凍液に含まれ腎不全を引き起こす毒性を持つ「エチレングリコール」を摂取した形跡が見つかっており、警視庁が捜査している。【岩崎歩、菅健吾、木原真希】
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