[ロンドン 15日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のグリーン政策委員は15日、物価上昇が緩和する兆しが出ていることには勇気づけられるとしながらも、利下げに賛成票を投じるにはインフレ緩和の一段の証拠が必要になるとの見解を示した。
グリーン氏はロンドンのフィッチ・レーティングスで行った講演で「このところのインフレ圧力緩和の兆しは心強い」としながらも、「利下げに賛成票を投じるか検討する前に、インフレの持続性が低下していることを示す一段の証拠が必要になる」と語った。
その上で、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)や、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)の影響からの回復の遅延などを挙げ、英国は米国などと比べ、インフレ圧力に脆弱になっているとの見方を示した。
英経済が昨年下期に2四半期連続でマイナス成長に陥ったことについては、ほぼ予想通りだったため政策に関する自身の見解を大きく変えるものではないと述べた。
英国立統計局(ONS)発表の2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%減。第3・四半期は0.1%減少していた。
英中銀は今月1日、政策金利を約16年ぶりの高水準である5.25%に据え置くと決定。グリーン氏は据え置きに賛成した。
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