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Tuesday, January 16, 2024

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袴田事件再審 弁護側「証拠は捏造」 改めて主張 第6回公判

静岡地裁に入る弁護団ら=静岡県静岡市葵区追手町で2024年1月16日午前10時25分、丘絢太撮影

(毎日新聞)

 1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人を殺害したとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(87)のやり直しの裁判(再審)の第6回公判が16日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。犯行時の着衣とされる「5点の衣類」について、弁護側は改めて「捏造(ねつぞう)されたものだ」と訴えた。

 この日は、袴田さんの姉の秀子さん(90)が、7日に死去した弁護団長の西嶋勝彦弁護士の遺影を抱きかかえて地裁に入った。公判で弁護側は、5点の衣類のうち、右袖に穴が開いた灰色のスポーツシャツを法廷に提示し、その下に着ていたとされる白色半袖シャツの写真も併せて示した。

 その上で、スポーツシャツと半袖シャツにできた穴の数の違いや、半袖シャツについた血痕の位置が不自然などとして「衣類は袴田さんの傷に合わせて捏造された」と指摘した。

 また、被害者4人の遺体を撮影した写真を精査した結果、首や腕に縄で縛られていた痕跡がうかがえるとして「(事件は)複数犯で犯行動機は金銭目的でなく怨恨(えんこん)だった」などと述べた。

 一方、検察側はこれまでに半袖シャツの右袖の穴と袴田さんの右腕の傷がほぼ一致し、シャツに付着した血液が袴田さんと同型であることから、5点の衣類は袴田さんが着用していたと主張している。【丘絢太、皆川真仁】

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