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Friday, October 27, 2023

57年後の初公判 検察「他にも証拠」、弁護側「別のストーリーが」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 袴田巌さん(87)の再審公判が始まった。1966年11月の初公判で無罪を訴えてから、57年後に再び迎えた初公判。有罪主張を維持する検察側と、全く違う犯人像を描く弁護側が真っ向から対立し、今後十数回の審理が続く見通しだ。

 公判の冒頭、検察側、弁護側の双方は約30分ずつ、立証の概要を説明。最初の検察側は、現代の裁判員裁判を意識したかのようなプレゼン形式で「事件」を描き出した。

 「被告が深夜、みそ会社の専務だった被害者宅に金品目的で侵入し、4人を殺害、放火した」

 従来通り、そう主張する検察側が強調したのは、確定審の有罪の根拠の柱となった一方、再審請求審で「捏造(ねつぞう)の疑い」が指摘された「5点の衣類」以外にも、袴田さんが犯人だと言える根拠が複数ある、という点だった。

 被害者宅からは、従業員に支…

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