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Friday, April 28, 2023

恐喝事件捜査「令状なしで証拠品撮影」 弁護側が違法性指摘 鹿児島地裁公判 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

〈資料〉鹿児島地方裁判所

〈資料〉鹿児島地方裁判所

 2019年に鹿児島県出水市の自宅で交際相手の長女=当時(4)=を浴槽に放置し溺死させたとして、重過失致死罪などで起訴された被告男(25)=同市明神町=の公判が27日、鹿児島地裁(中田幹人裁判長)であった。別の恐喝事件を審理し、弁護側は「恐喝容疑の検証許可状がないのに被告宅で証拠品を撮影した」と県警の捜査に違法性があったと指摘した。

 弁護側によると、県警は恐喝とは別の事案で21年5月に被告宅を捜索した際、恐喝事件捜査の端緒となった被害者の誓約書を撮影した。27日の公判には家宅捜索した捜査員が証人尋問に出廷。「検証許可状がないため誓約書を押収や撮影せず、手書きで書き写した。写真は別の捜査員が撮ったと思う」と証言した。

 被告は、重過失致死罪とは別に、知人男性の交際相手から20年4月に現金計約70万円を脅し取ったとして、恐喝などの疑いで逮捕・起訴されている。

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