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Monday, January 30, 2023

元天竜市長再審請求の審理 検察側は証拠開示応じない意向|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp

贈賄の罪で略式命令を受けた旧天竜市の元市長が再審=裁判のやり直しを求めている審理で、弁護側が、現金を渡したとされる日の元市長の行動に関する証拠を開示するよう改めて求めたのに対し、検察側は応じない意向を示しました。

旧天竜市の中谷良作元市長は(90)、当時の県立天竜林業高校の生徒だった孫の調査書を改ざんしてもらった見返りに平成18年と19年に元校長に現金20万円を渡したとして、贈賄の罪で罰金70万円の略式命令を受けました。
元市長が裁判のやり直しを申し立て、浜松簡易裁判所で行われている審理で、30日、裁判所と弁護士、検察による非公開の協議が行われ、終了後に弁護士が会見を開きました。
この事件では、元市長が2回目に現金を渡したとされる平成19年12月10日に、元市長が校長室を出入りする様子を目撃したと、当時の高校の職員が証言しています。
この証言をめぐり弁護側は、去年1月に開示された、警察の元市長への取り調べメモの記述からは、元市長は同じ時間帯に、銀行にいた可能性が高いと主張していて、30日の協議では、銀行での手続きの記録などを開示するよう、改めて検察に求めたということです。
これに対し検察側は、「必要がない」として応じない意向を示したということです。
今後、弁護側は裁判所に対して必要な証拠を開示する命令を出すよう求めるとともに、元市長本人の尋問も求める方針です。
元市長の代理人の杉尾健太郎弁護士は「証拠が開示されれば、元市長のアリバイを証明することができるので、裁判所には命令を出してほしい」と話していました。

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