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Tuesday, August 16, 2022

トランプ氏、「FBIが家宅捜索を通じて証拠捏造」 - 동아일보


トランプ米大統領(写真)が、連邦捜査局(FBI)による家宅捜索など自身に対する司法府の圧迫について、「ぞっとすることが起きるかもしれない」と述べた。検察捜査および刑事起訴の可能性まで議論されると、事実上の警告メッセージを発信して支持層の糾合に出たのだ。

トランプ氏は15日、保守メディア、FOXニュースとのインタビューで、自身に対する捜査および議会調査が「数年間続いた詐欺と魔女狩り」とし、FBIが家宅捜索を通じて証拠を捏造したという趣旨の主張をした。トランプ氏は、「人々は現在起きていることに非常に憤っている」とし、支持層が司法当局に報復するよう扇動するような発言もした。昨年1月6日に自身の支持者が大統領選挙の不服を宣言してワシントンの議会議事堂に乱入した事態が再び起こる可能性があると警告したのだ。8日にFBIが南部フロリダ州にある邸宅「マー・ア・ラゴ」を家宅捜索した後、報道機関との初めてのインタビューだ。

トランプ氏の強硬支持者はすでに司法当局を脅かしている。11日には、40代の支持者が北東部オハイオ州シンシナティのFBI支部の建物に半自動小銃を持って侵入しようとしたが、逃走の末、射殺された。14日にもある男性がワシントン議会付近のバリケードに突進した後、自ら命を絶った。トランプ氏の支持層が活動するオンラインのフォーラムでは、家宅捜索令状を承認した連邦判事、捜索を行ったFBI要員の個人情報が公開された。彼らへの攻撃を予告する書き込みもある。

トランプ氏は、FBIがマー・ア・ラゴの家宅捜索で確保した機密文書をめぐって、自身にスパイ法違反の容疑などを適用していることについて、「退任前に秘密を解除したので、もはや機密ではない」と主張した。一方、トランプ政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務め、米軍のシリア軍撤収などをめぐって意見の違いを見せて辞任したジョン・ボルトン氏は、「一度もそのような手続きについて説明を聞いたことがない」とし、機密解除の主張は嘘だと反論した。

トランプ氏の大統領就任中、共和党所属でありながら弾劾に賛成票を投じたディック・チェイニー元副大統領の娘のリズ・チェイニー下院議員(ワイオミング州)、リサ・マコウスキー上院議員(アラスカ州)の去就にも関心が集まっている。両者は11月の中間選挙を約3ヵ月控えた16日、党内予備選挙戦を行う。トランプ氏の支持層が「裏切り者」と主張する2人が予備選挙で脱落すれば、司法当局の圧迫にもかかわらずトランプ氏の大統領選再出馬に弾みがつくという観測が流れている。

ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com

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