施設職員が入所者に暴力をふるった証拠を隠したとして、警視庁は7日、東京都青梅市の障害者施設「自立支援塾おざくSS」の職員ら2人を証拠隠滅容疑で逮捕した。運営法人の理事長宅など7か所を同容疑などで捜索し、職員による暴力の組織的な隠蔽(いんぺい)がなかったかどうか調べている。
発表によると、逮捕されたのは、同施設職員の女(65)(青梅市)と、夫の関連施設職員(67)。
2人は3月29日頃、「おざくSS」職員(41)(傷害罪で起訴)が前日に入所者の松井祐太朗さん(当時30歳)の顔を殴った際に使った総合格闘技用のグラブを捨て、証拠を隠滅した疑い。
女は「グラブに血が付いており、かばうためにやった」と容疑を認め、夫は「身に覚えがない」と否認している。グラブは見つかっていないという。
松井さんは搬送先の病院で同29日に死亡した。同日に傷害容疑で逮捕された職員は「殴ったことは間違いない」と供述したが、司法解剖の結果、死因は特定されず、警視庁が死亡の経緯を調べている。
一方、警視庁は7日、別の入所者への暴行容疑で新たに同施設職員の元警察官(62)(青梅市)を逮捕した。昨年11月と12月に入所者男性(39)に暴行した疑いがあり、警視庁は施設で暴力が繰り返されていたとみている。施設には3月末時点で知的障害者ら27人が入所していた。
からの記事と詳細 ( 同僚が施設入所者に暴行した証拠…「総合格闘技用のグラブ」を隠した男女逮捕 - 読売新聞オンライン )
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