関西テレビ
殺人の罪で服役した後無罪が確定した女性が国と滋賀県に損害賠償を求めている裁判で、裁判の進行が大幅に遅れることになりました。 湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん（41）は、入院患者を殺害した罪で12年間服役しましたが、やり直しの裁判で無罪が確定しました。 西山さんは去年12月、国と滋賀県を相手に損害賠償を求める裁判を起こしました。 滋賀県は先月19日までに捜査記録などを裁判所に提出するとしていましたが、今月6日になっても提出しませんでした。 そして7日、滋賀県は作業が完了していないため、提出は来年3月になると伝えたということです。 【無罪が確定した西山美香さん】 「3月と言われたときはびっくりしました。なんでそんなに時間がかかるのかなと思って。（裁判が）長引かされたら、わたしの記憶がなくなってくるので、心配なところです」 弁護団は「証拠を提出するだけなのに、なぜ時間がかかるのか」と滋賀県を批判しています。
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