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Sunday, June 27, 2021

服部道子氏 渋野、強気パット復活でショットに好影響 - スポニチアネックス Sponichi Annex

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第2日 ( 2021年6月26日    ジョージア州 アトランタ・アスレチック・クラブ=6740ヤード、パー72 )

 【服部道子 メジャーの風】渋野選手は12番のパーセーブが大きかったですね。それまでは我慢のプレーが続いていましたが、第3打を池に入れた後にドロップして打った5打目が流れを一変させました。残り88ヤードからピンの奥に落として、傾斜を使ってカップイン。あのショットで気持ちを切り替えられ、よりプレーに乗っていくことができたのではないでしょうか。

 パットも良かったです。フォワードプレス(構えてから目標方向に手を動かす予備動作)を行うようになったことで、パターのロフトが少し立ってボールに当たるようになりました。フォロースルーもより低くなり、直進性が増して転がりが良くなった。ストロークと気持ちがマッチした感じで、渋野選手らしい強気のパットも戻ってきました。ジャストタッチで打とうとするとラインを膨らませ過ぎたりしますが、強めにカップの幅の範囲内に打てれば、どちらにも切れないのでラインの読みもシンプルになります。

 そのパットがショットにも好影響を及ぼしました。パットがいいとショットもアグレッシブに行こうという気持ちになります。それが18番のイーグルにつながりました。難しい終盤の3ホールで、果敢に攻める思い切ったプレーを見られたのはうれしかったですね。(東京五輪日本代表女子コーチ)

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