“ドンファン”状況証拠を積み重ね…資産家男性の元妻を殺人罪で起訴へ 和歌山地検
更新：2021/05/19 12:17
３年前に“紀州のドンファン”と呼ばれた資産家の男性が殺害された事件で、和歌山地検は今年５月１９日、男性の元妻を殺人などの罪で起訴する方針を固めたことがわかりました。
和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん（当時７７）と須藤早貴容疑者（２５）は、２０１８年２月に結婚し、その約３か月後に野崎さんは自宅で急死しました。死因は急性覚醒剤中毒でした。
警察は今年４月に殺人などの疑いで須藤容疑者を逮捕しましたが、関係者によりますと、須藤容疑者は黙秘しているということです。
これまでの捜査で、須藤容疑者が野崎さんに覚せい剤を摂取させたことを裏付ける直接的な証拠は見つかっていませんが、覚醒剤を摂取させられたとみられる時間帯には須藤容疑者しか自宅にいなかったことや、事件前に覚醒剤の密売人と接触していたとみられることがわかっています。
和歌山地検はこうした状況証拠の積み重ねを踏まえ、勾留期限の５月１９日に、須藤容疑者を殺人などの罪で起訴する方針を固めたとみられます。
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