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Sunday, November 15, 2020

渋野日向子に復活の兆し!「69」で回った最終日に「シビアな下りのスライス」を強気に打てた理由 - ニフティニュース

国内女子ツアーの『伊藤園レディス』最終日、この日が22歳の誕生日だった渋野日向子は5バーディ、2ボギーの69で回り、通算4アンダーでホールアウト。国内外を合わせて今季自己最高の23位タイで今大会を終えた。

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 まさに怪我の功名だったのではないか。今週、足の裏を痛めたことで思い切ったスイングができなかったという渋野。にもかかわらずいいショットを打ちたいがために、つい下半身に力が入ってしまった。当然のように足の痛みが増すことになり、それを避けようとしていつの間にか上半身主導のスイングになっていたのだ。

 好調時とは違うスイングになった分、アイアンショットでの距離感に狂いが生じた結果、必然的に長い距離のパットが残り、それがスコアを伸ばせなかった一因になっていた。
  ところが、この日は足に痛みを感じない程度で上半身と下半身をバランスよく使うことに意識を集中。上半身主導のスイングを解消できたことで、ショットのキレが少し戻ってきた。さらに、距離感に関しても一番手大きいクラブで打つなどコントロールショットを心がけたことで、誤差を小さくすることもできたという。それが心のゆとりを生んだのか、この日は風が強かったが、しっかりと風の計算をするだけの余裕が出た。実際、最終日にグリーンを外したのは3回あるだけで、初日、2日目よりもパーオン率がアップしている。

 ショットがよくなったことで、ゴルフ全体のリズムもようやく出てきたという。それは前日まで苦しんでいたパッティングに対しても好影響を与えた。渋野は「この2日間よりも最終日はリズムよくストロークできました」と言い切る。大事な場面でしっかりと決めたことがうれしかったのか、この日の収穫を聞かれると真っ先にパッティングの好調さを挙げたほどだ。

「ショートパットが若干強く打てるようになったんです。シビアな状況で下りのスライスを迎えても、自分のリズムを大切にストロークしたことで決めることができました」

 下りのラインは読みとストロークに自信がなければなかなか強く打てるものではない。それができたことで、一歩前進したと実感できたのだ。
  終盤の7番パー3、8番パー4で連続バーディを奪ったが、まさにそれが1メートルの下りのスライスラインだった。昨年は何も考えずに下りのパットを気持ちよく沈めていたが、外した時の怖さを知った上で下りのパットをしっかり打てるようになったのは確かに大きな収穫だろう。下りのラインに対する不安が消えれば、ピンを狙うときのショットにもバリエーションが増える。少しぐらいピンをオーバーしてもいいと思えば、よりデッドにピンを狙えるようになるからだ。
  その意味では、渋野が年内に出場する国内ツアーは残り2試合となったものの、そこへ向けてようやく明るい兆しが見えてきたといえる。特に次戦の『大王製紙エリエールレディスオープン』は昨年渋野がツアー4勝目を飾った大会でもある。新型コロナの影響で、この試合が国内ツアーでは初のディフェンディングチャンピオンとして迎えることになるが、「『AIG女子オープン』のときよりは少し気楽に臨めるかなと思っています。22歳で迎える最初の試合としてしっかり楽しんで、4日間できるように戦いたいです」と力みはない。

 余計なプレッシャーを感じることなく、良い流れをつかむことができれば、久々に優勝争いに加わる可能性は十分ある。あとは、大会前にしっかりと足裏の痛みが治ることを願うばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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November 15, 2020 at 08:12PM
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