アメリカのIT大手マイクロソフトは、世界的に人気の動画共有アプリ「TikTok」のアメリカ事業の買収を目指していましたが、13日、アプリを運営する中国のバイトダンスからマイクロソフトには売却しないと連絡があったと発表しました。
アメリカの複数のメディアは、ソフトウエア大手のオラクルが交渉に勝ち残ったと伝えています。
オラクルが、TikTokを完全に買収するのではなく、技術面のパートナーになる見込みだということです。
TikTokをめぐってアメリカのトランプ大統領は、利用者の個人情報が中国政府に悪用され、安全保障を脅かすおそれがあるとして、バイトダンスとの取り引きを今月下旬から禁じる大統領令を出したほか、アメリカでの事業を売却するようバイトダンスに命じていました。
一方、中国政府は先月、TikTokにも採用されているAI=人工知能などの先端技術を対象に海外移転の規制強化を打ち出し、買収交渉の行方が不透明になっていました。
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