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Monday, September 7, 2020

おならや便がくさいのは、食べ物のせい? 大腸の不調? 消化器病専門医に聞く「腸活・大腸ケア」(Reライフ.net) - Yahoo!ニュース

 おならや便の臭いが気になったこと、ありますか。その臭い、大腸の劣化を示すシグナルかもしれません。おならや便はなぜ、くさくなるのか。なにが問題なのか。消化器病専門医で帝京平成大学教授の松井輝明さんに聞きました。

臭いが示す腸内環境の悪化

ーー「昨年ごろから、おならがとてもくさくなったと感じています」(40代前半男性)、「便の臭いがきついのは食べ物に偏りがあるから? それとも内臓や腸に問題があるから?」(50代後半女性)など、おならや便の臭いに関する質問が寄せられています。  もともとおならの成分は、その大半が食事中に一緒にのみ込んだ空気です。残りも大腸内の細菌が食べ物かすを分解してだす水素やメタンなど、無臭のガスで、おならは普通、あまり臭いがしません。  それがなぜ、くさくなるのか。原因は、スカトールやインドールなど、腸内でつくられた臭い物質。それをつくり出しているのが腐敗菌の「ウェルシュ菌」など、いわゆる悪玉菌に分類された腸内細菌です。  ウェルシュ菌は、普段から腸内にすみついていますが、あまり活発なわけではない。しかし、いったん腸内での勢力が増すと、臭い物質をどんどん作りだすようになる。つまり、おならや便がくさくなるのは、腸内細菌の勢力図が変化し、悪玉菌が優勢になったからといえます。

肉食化で悪玉菌が優勢に

ーー悪玉菌は、どんな場合に優勢になりますか。  もともと大腸にすむ腸内細菌の多くは、消化されずに大腸まできた食べ物の残りかす、食物繊維をエサにしています。一方、ウェルシュ菌など腐敗臭をだす細菌の好物は、たんぱく質や動物性の脂などです。  こうしたたんぱく質や脂は、あまり大腸までやってこない。胃や小腸で分解され、消化、吸収されてしまうためです。しかし、食事が肉食中心になり、たんぱく質や脂肪の摂取が過剰になると、消化、吸収しきれなかった残りかすが大腸に届きます。それがウェルシュ菌などのエサとなり、腸内環境を悪玉菌優勢にしていくのです。 ーー食物繊維をエサにする細菌とたんぱく質などが好物の細菌の大きな違いはなんですか。  ひと言でいえば、発酵と腐敗の違いでしょうか。みそやしょうゆやお酒など、発酵食品は、私たちにとって有益な栄養素などが含まれ、いい匂いがします。それと同様、食物繊維をエサにする善玉菌は、発酵で私たちの体に役立つ物質、短鎖脂肪酸をつくりだし、大腸や体の調子を整えてくれます。  たとえば離乳期前の赤ちゃんの腸内細菌は、そのほとんどが善玉菌の代表といわれるビフィズス菌です。赤ちゃんの便が、ほとんど無臭で、むしろちょっと甘酸っぱい、いい匂いがするのは、そのためです。  一方、腐敗とは文字どおり、ものを腐らせたり、人間にとって有害な毒素をだしたりすること。実際、ウェルシュ菌は、食肉など食品の中でも繁殖し、食中毒をおこす原因になっています。悪玉菌が優勢な腸内環境は、大腸の劣化を招き、健康をそこなう可能性が高まるのです。

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