7回裏、気合の入った投球を見せる大野雄
◇16日 巨人1－4中日（東京ドーム）
中日の大野雄大投手（31）が、9回を1失点に抑える力投を見せ、チームを4―1での勝利に導くと同時に球団では14年ぶりとなる3試合連続完投勝利を飾った。
1回、先頭の坂本をフルカウントから149キロの速球で、続く石川はフォークで連続三振に切って取り、3者凡退に抑える上々の立ち上がり。ただ1点をリードしてもらった直後の2回、丸にカウント1―1から内角のフォークを右翼席中段へ同点ソロを運ばれた。それでも引きずることなく、7回1死から岡本に二塁打を打たれるまで「H」ランプをともさせない完璧な投球をみせた。
中日の3試合連続完投勝利は、2006年に佐藤充（現中日職員）が5試合連続完投勝利を飾って以来の快挙。ただ、これについて大野は「ぼくは最初からノーヒットとかを狙うのではなく、できそうなら途中から狙っていくタイプ」と言う。でも「ヒットもあまり打たれていなかったので」と試合途中に決意を固め、それを成し遂げた。
9回は、先頭の坂本をツーシームで二ゴロ、続く代打・吉川尚をフォークで一ゴロに打ち取って2死。最後はウィーラーを三ゴロに仕留め、ガッツポーズが飛び出した。
終わってみれば10奪三振。「ストレートがまっすぐを内角、外角にリードしてくれた」と捕手の木下拓に感謝した。
中日が東京ドームでの巨人3連戦で勝ち越すのは2018年7月27日～29日以来。そして今季初の3カード連続の勝ち越しで借金も7月18日以来の「5」まで減らした。やっと中日に兆しが見えてきた。
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August 16, 2020 at 02:01PM
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中日・大野雄が球団14年ぶりの3戦連続完投勝利！今季初の3カード連続勝ち越しで借金は残り「5」 - 中日新聞
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