Jリーグ 当面は無観客で再開 写真：アフロ
Jリーグの再開日が決まった。5月29日に実行委員会を開催し、新型コロナウィルス感染拡大を受けて2月下旬から中断していたJ1を7月4日、J2の再開とJ3の開幕は6月27日から当面は無観客で再開。選手全員へのPCR検査の実施も決まった。
中断から4カ月を経てJリーグが動き出す。J1は7月4日から、J2とJ3はそれより一週間早い6月27日に再開する。J3はこれが開幕となる。
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具体的な試合の組み合わせや日程については、6月15日の発表を待つことになるが、開幕戦を行ったのみのJ1とJ2はそれぞれ残り33節と41節、J3は全節を開催できる見通しだ。ただし、今回の中断により、「シーズンを通しての連戦になることは避けられない」（リーグ関係者）という。
また、移動による感染リスクを考慮して、当面は長距離の移動を伴わないように近隣エリアでの対戦を優先的に組む方針だ。
この日の会議後にオンラインで会見したJリーグの村井満チェアマンによれば、台風などの自然災害や新型コロナウィルス感染の再流行などで日程がずれる可能性を考慮して、早めのスタートを模索していたリーグでは、6月27日に全ディヴィジョンで一斉に再開する案をクラブ側に提示した。
しかし、約2か月の中断を経て試合に備えるクラブ側からは準備期間の不足やそれによって起こり得る選手の怪我などコンディショニング懸念する声があがり、クラブ側の意向を尊重してJ1はJ2とJ3から一週間遅れての再開に落ち着いた。
政府の緊急事態宣言の解除が39県では5月14日に行われたが、東京、千葉、埼玉、神奈川と北海道の5都道県では5月25日で時差が生じた影響が出る形となったとも言える。地域によっては感染者が最近になって増えたところもある一方で、早く始めたい地域があるなど、状況はさまざまだったという。
村井チェアマンは「今回の新型コロナウィルスは地域格差が相当あった。途中から軌道修正するクラブもあり、多岐にわたる条件があった」と指摘。
「1つ1つ現状や地域の状況を訊く中で、最終的に最大公約数をとりつつ議論を絞り込んで行き、結論に至った」と説明した。全国に56クラブを抱えるリーグならではの調整の難しさを滲ませた。
取材・文：木ノ原句望
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May 30, 2020 at 12:30PM
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J1は7月4日、J2、J3は一週間早く再開が決定！選手への検査実施も｜テレビ東京スポーツ：テレビ東京 - テレビ東京
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