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Tuesday, May 12, 2020

秀吉が死去前年に造営した「京都新城」の「証拠」見つかる…石垣や金箔瓦 - 読売新聞

 豊臣秀吉(1537~98年)が死去する前年に造営したと伝わる「京都新城」の遺構とみられる石垣や金箔きんぱく瓦が、京都仙洞せんとう御所(京都市)内で見つかった。京都市埋蔵文化財研究所が12日発表した。大坂城、伏見城などを手がけた秀吉の最後の城で、公家の日記などに記述があるが、わずか30年ほどで解体された「幻の城」とされ、遺構は未確認だった。中井均・滋賀県立大教授(考古学)は「存在の確実な証拠が見つかったと言え、近年の城郭研究で最大の成果」と話している。

 京都新城は1597年、秀吉が幼い息子・秀頼のため、京都御所の南東に築いた城郭式の邸宅。正室・北政所きたのまんどころの屋敷として使われたほか、秀頼の元服時も利用されたと伝わる。文献には「太閤たいこう御所」「新城」などと記され、敷地は東西約400メートル・南北約800メートル。秀吉が関白の権勢をふるった聚楽第よりやや規模は小さいが、現在の京都仙洞御所を上回る規模だった。

 関ヶ原の戦い(1600年)の直前、京都新城は門や石垣が壊され、その後の仙洞御所の造営で姿を消したとみられている。管理する宮内庁によると、これまで京都仙洞御所内で発掘調査が行われたことはなかった。

 確認された石垣は高さ1~1・6メートル、南北に長さ約8メートル。安土桃山時代の自然石による工法「野面積のづらづみ」が用いられている。金箔瓦は秀吉が用いた桐紋きりもん入りだった。同研究所は文献の記述と照らし合わせ、「新城の存在が考古学的に裏付けられた」としている。

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