カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週の高松宮記念は15番人気のクリノガウディーが1位入線したけど、他の馬の走行妨害をしたために4着に降着だったじぇい。その結果、ガジュマル爺が〇◎で馬連当てたきゃすう。雨が降って道悪になって、予想が難しくなったけど、いい滑り出しだじぇい。この調子で今週もいくきゃすう。今週は春の中距離ナンバーワンを決める大阪杯(2020年4月5日、阪神競馬場、芝2000メートル)。12頭と出走馬は少ないけど、GI馬が5頭も出てるから大混戦だじぇい。高松宮記念ではかすりもしなかったカスヨ姉さんの本命◎はワグネリアンだよ。今度は大丈夫?
牝馬クロノとラッキーは勝てるか
カスヨ カス丸、あらためて言っておくけど、わたしは大穴狙いなのよ。人気狙いの爺とは違うからね、その辺りをちゃんとわかっていてよ。ワグネリアンもGI馬だけど、おそらくこの顔ぶれの中では人気薄になるわね。でも昨年のこのレースでは3着よ。秋のジャパンカップ以来のレースになるけど、昨年だって半年ぶりのレースで馬券になったのだから、休み明けは問題なしよ。大阪杯はだいたいが前半より後半のスピードが速くなるわね。それとゴール直前、残り200メートル辺りから上り2メートルもの急坂があるからスタミナとパワーも必要ね。ワグネリアンはダービー馬だからスタミナもスピードも証明済み。スタートさえ決めれば、今年は間違いなく優勝の筆頭候補よ。
カス丸 爺はクロノジェネシスだよ。ワグネリアンに勝てるきゃすう?
ガジュマル爺 もちろんじゃ。前走の京都記念(GII、京都、2200メートル)を鮮やかに勝ったのが好印象じゃ。しかも12キロも体重を増やしてのレースじゃったから確実に力をつけておる。今度はベスト距離の2000メートルに短縮じゃから、もっと強い競馬を見せてくれるじゃろ。この馬は2歳のデビュー戦から男馬(牡馬)と一緒に走ってきて、いずれも蹴散らしてきたから、今回も同じ4歳のダノンキングリーには負けんじゃろ。そのダノンが、わしの対抗〇なんじゃが、この馬は1800メートルまでなら太鼓判。ただ今回は200メートル伸びるのが、ちょっと不安なんじゃな。GIは取っておらんが、GI馬と同等の戦いをしてきたのは誰もが知っておるとおりじゃ。大坂杯はディープインパクトの仔が毎年のように馬券になっておるんじゃが、ダノンキングリーもディープの仔じゃから末脚も鋭いし、いつGIを取ってもおかしくない実力馬じゃ。
カスヨ 大阪杯がGIになったのは今から3年前の2017年よ。牝馬は一度も馬券(3着内)になってないわね。5年前に、まだGIIだったころ、ラキシスが勝ったことがあるけど、スタミナとパワーとスピードの3拍子揃った牝馬となるとなかなかいない、ということなのよね。だからクロノジェネシスもどうかしら。わたしは、どちらかというと、牝馬ならラッキーライラックのほうを採るわ。対抗〇よ。昨秋のGIはエリザベス女王杯(京都、2200メートル)と香港ヴァーズ(香港シャティン競馬場、2400メートル)で1、2着よ。距離は今回よりいずれも長いし、エリザベス女王杯では上がり3ハロン(最後の600メートル)が32秒8と最速をマーク。スタミナとスピードは折り紙付きよ。昨年暮れの有馬記念で有終の美を飾ったリスグラシューの後を継ぐのはラッキーライラックよ。最近の日本の牝馬はアーモンドアイの名前を出すまでもなく、本当に強くなったから期待できるわね。
金鯱賞組が実績あるが...
カス丸 大阪杯はそれなりに荒れるレースだじぇい。穴馬はいないきゃすう?
ガジュマル爺 わしの単穴▲はロードマイウェイじゃ。大阪杯はステップレースとして金鯱賞で走った馬が活躍することが多いんじゃ。今年、金鯱賞に出た馬は2頭じゃ。ロードとサトノソルタス。ロードが10着でサトノが2着。サトノが先着したんじゃが、ロードはそれまで5連勝じゃったんじゃ。先行して抜け出す走法で勝ってきたんじゃが、前走は後方からいって直線勝負。しかし、伸びなかったんじゃ。今度は鞍上が武豊騎手になるから、以前のように先行するじゃろ。しかも枠は最内の1番じゃ。「行ってください」と言わんばかりの枠じゃ。サトノソルタスはディープの仔じゃから、押さえが必要じゃ。
カスヨ わたしは単穴▲がGI馬ブラストワンピースよ。昨年はこのレースで大外を回って、結局6着だったけど、前走は凱旋門賞帰りのAJCC(GII、中山、2200メートル)で1着、凱旋門賞の前は札幌記念(GII、札幌、2000メートル)で優勝よ。この馬はね、550キロ近くもあるデカい体格なのよ。だからからか、レース前の調教をびっしりやらないとダメなのよね。札幌記念もAJCCの時も調教が厳しかったわね。今回もしっかりやったから走ると思うわ。ただね、この馬も所属が関東(美浦)なのね。大阪杯で馬券になってるのは関西(栗東)所属が多いから、そこが心配ね。関東からの輸送で心配なのは、ダノンキングリーもそうなのね。ダノンも昨年11月のマイルチャンピオンシップ(京都、1600メートル)がGI取りのチャンスだったけど、やっぱり輸送が影響したのか5着だったわ。あと、わたしの推しは、カデナとジナンボーよ。両方ともディープの仔よ。カデナは、コーナー4つでゴール直前に急坂がある大阪杯コースと似ている中山2000メートルのGII、弥生賞を勝ったことがあるわ。最近、復調傾向だから期待できるわよ。ジナンボーはなんといっても先行できる点が強みね。前残りがある展開になれば、この馬よ。
カス丸 うーむ、実力伯仲だじぇい。ここは先行してスタミナがあり、長く良い脚が使えるラッキーライラックが本命◎きゃすう。
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April 04, 2020 at 05:00AM
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大阪杯「カス丸の競馬GI大予想」 GI馬5頭が集結して大混戦 - J-CASTニュース
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