検察側は冒頭陳述で、大学時代からギャンブルにのめり込み、膨らんだ借金が事件を招いたと指摘。論告では「動機に酌量の余地はなく、常習性がある。警察官の立場を悪用し、警察の信頼を失墜させた」と非難した。弁護側は最終弁論で「被害額を全額返済している」などとして執行猶予付き判決を求めた。
起訴状では昨年5~10月、保管庫から9回にわたり証拠品の279万6千円を盗んだほか、入居していた警察官舎の管理口座から7万5千円を引き出して着服するなどしたとされる。
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