イスラエルは、パレスチナ自治区ガザで人道支援活動に従事する国連機関の職員がテロリストグループと広く結びついていることを示す証拠をまだ示していない。外部調査の結果で明らかになった。
22日に公表されたリポートによると、国連が委託した同調査では国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に「中立性に関連する問題が根強く残っている」ことが分かった。これには施設が「政治的あるいは軍事的な利益のために悪用された」ケースが含まれるという。しかし調査の発端となったイスラエル側の主張に関しては、結論は出なかった。イスラエルは、救済機関の職員1万2000人のうち最大10%がイスラム組織ハマスや武装組織「イスラム聖戦」のメンバーだったとしている。
「イスラエルはUNRWA職員の相当数がテロ組織のメンバーだと公に主張した」とフランスのコロナ元外相率いるチームはリポートに記述。「しかし、イスラエルはその裏付けとなる証拠をまだ示していない」と続けた。
今回の調査は、UNRWA職員数人が昨年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃に関与していたとするイスラエルの主張に関する調査とは別のもの。国連はこの主張を巡り、少なくとも9人のUNRWA職員を解雇した。
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原題: Israel Yet to Offer Proof UN Staff in Gaza Have Ties to Hamas(抜粋)
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