会見する弁護団の鴨志田祐美事務局長=1日、宮崎市旭1丁目の宮崎弁護士会館
鴨志田祐美事務局長は過去の可否判断の経緯を振り返り、「昨年の地裁決定を含め、アヤ子さんの誕生月の6月は泣かされてきた。(今年で)終わりにしましょう」と話した。
第4次請求で弁護団は、男性は絞殺ではなく自転車からの転落による事故死と主張。解剖時の写真を基にした救命救急医による医学鑑定などを新証拠として提出した。地裁は昨年6月、「無罪を言い渡すべき明らかな証拠には当たらない」として請求を棄却した。
事故死の可能性に迫りながらも確定判決の証拠の信用性は減殺されないとした地裁決定に、佐藤博史弁護士は「証拠の総合評価をしていない。判例違反だ」と指摘。「論理則、経験則に照らして合理的か否かを判断すべき」と述べた。
弁護団は即時抗告審で、医学鑑定人が専門的見地を追加した補充意見書を提出。一方、検察側は、救命救急医鑑定について「合理的な根拠がなく、信用性を認められない」などとして棄却を求める意見書を提出している。高裁支部、弁護団、高検はこれまで2度の3者協議を行い、2月に審理が終結していた。
原口さんの再審請求はこれまで、1次で地裁、3次で地裁と高裁が開始決定を出したが、いずれも上級審で棄却されている。
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