Pages

Sunday, May 21, 2023

元天竜市長の再審認めない決定 弁護士“全証拠開示し審理を”|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp

贈賄の罪で略式命令を受けた旧天竜市の元市長が求めていた再審=裁判のやり直しを浜松簡易裁判所が認めない決定を出したことについて、元市長の弁護士が22日、会見を開き、「証拠をすべて開示した上で審理をやり直すべきだ」と批判しました。

旧天竜市の中谷良作元市長(90)は、当時の県立天竜林業高校の生徒だった孫の調査書を改ざんしてもらった見返りに平成18年から19年にかけて元校長に現金20万円を渡したとして、贈賄の罪で罰金70万円の略式命令を受けました。
元市長側は3年前、無実を訴えて裁判のやり直しを申し立てましたが、浜松簡易裁判所は5月8日、認めない決定を出しました。
これを受けて元市長の代理人の杉尾健太郎弁護士が22日浜松市内で会見を開きました。
この中で杉尾弁護士は、審理の中で現金を渡したとされている日の元市長のアリバイを証明するため、当日の行動に関する証拠の開示を求めていたのに、裁判所が検察に開示を命じなかったとして、「いまの法律では、担当裁判官の胸三寸で証拠が開示されるかどうかが決まってしまうのでとても納得できない。証拠をすべて開示した上で審理をやり直すべきだ」と批判しました。
その上で、今後、東京高等裁判所で行われる審理でも、改めて証拠の開示を求めていく考えを示しました。
一方、支援者によりますと、元市長は現在、体調を崩して入院しているということです。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 元天竜市長の再審認めない決定 弁護士“全証拠開示し審理を”|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/AwpN7xX

No comments:

Post a Comment