金沢大学などが参加し、珠洲市で群発地震を調査している研究グループは24日、地震が続いている場所の地下に電気を通しやすい領域を見つけたと発表した。これまで地下の流体が相次ぐ地震の原因と指摘されてきたが、流体の存在を示唆する証拠が得られたのは初めて。グループは今後、流体の分布や構造をさらに詳しく調べる。
グループは昨年11月~今年4月、同市など32か所で電磁波を計測。液状あるいはガス状の流体を含む岩盤が電気を通しやすいという性質を利用し、地下20キロまでの電気抵抗の違いを調べ、流体の有無や分布を推定した。
調査では、地震が頻発している市内四つのエリアのうち、南側から北側にかけて電気抵抗が少ない領域を発見した。また、南側のエリアの深部に電気抵抗が少ない領域が連なっていることも分かった。
現在、グループは同市沖の海底3か所でも同様の調査をしており、地上調査と合わせて流体の実態解明につなげたい考えだ。
調査をした京都大学防災研究所の吉村
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