ラスベガス・レイダースの元ワイドレシーバー(WR)ヘンリー・ラッグス三世の血中アルコール濃度の検査結果を、飲酒および薬物の影響下での運転(DUI)による人身事故の証拠として使用することができると現地12日(火)に判事が裁定を下した。
23歳のラッグス三世は2021年11月に激しい衝突事故を起こしている。この事故でティナ・ティンターさんが亡くなり、ラッグス三世と女性同乗者のキアラ・ジェナイ・キルゴ・ワシントンさんが負傷している。検察当局によると、事故を起こす数秒前にラッグス三世は時速156キロで走行していたという。
検察は、ラスベガスストリップから西に数マイル離れた場所で起きたこの事故直後のラッグス三世の血中アルコール濃度が、ネバダ州が運転者向けに定めた法定基準の2倍に当たる0.16%だったと発表している。
ラッグス三世の弁護団は火曜日に、事故後にラッグス三世の血液を入手するために裁判官に令状を請求する正当な理由が警察にはなかったと主張した。
ラスベガス治安判事のアン・ジマーマンはこれに同意せず、血液検査の除外を求める弁護側の申し立てを却下した。
ラッグス三世がこの事件に関するすべての起訴内容で有罪判決を受けた場合、50年以上の懲役が求刑される可能性があると検察は述べている。
ラッグス三世はDUIによる死亡事故および重傷を負わせた重罪と、危険運転による死亡事故または重症を負わせた2件の罪に問われている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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