米フロリダ州で72年前、白人女性が性的暴行を受けたと訴えた事件で、「容疑者」として扱われてきた黒人男性4人(いずれも死亡)の嫌疑が22日、完全に晴れた。4人にはすでに死後恩赦が与えられていたが、地元の裁判所が全ての起訴と有罪判決を取り消した。
事件は1949年7月、同州中部の田舎町で発生。当時17歳の少女が「4人の黒人に銃を突きつけられ、レイプされた」と訴え、当時16~26歳の4人が強姦(ごうかん)の罪で訴追された。
現場周辺では事件を受け、黒人に対する差別的な暴力に拍車がかかった。4人のうち1人は事件の10日後、暴徒から銃で400発以上撃たれて死亡した。
他の3人は白人ばかりの陪審団によって有罪判決を受け、当時16歳だった1人が終身刑、22歳だった2人が死刑を言い渡された。死刑となった2人は51年、再審請求が認められた。
だが、移送中にともに保安官から銃で撃たれて1人が死亡し、生き残った1人も結局、終身刑への減刑にとどまった(仮釈放後、69年に40歳で死亡)。
当時16歳だった最後の1人も、仮釈放後の2012年に78歳で亡くなった。だが、女性が本当に被害にあったかは明確ではなく、米アトランティック誌によると、この女性は4人のうち1人の親族に非公式に謝ったという。
4人の黒人は現場の地名から「グローブランド・フォー」と呼ばれ、同名のドキュメンタリー番組も作られた。また、事件は米国の刑事司法制度がいかに人種差別的であるかを示す事例として語られてきた。
デサンティス州知事は19年…
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