
[東京 7日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もちあいが想定されている。前日の米国株式市場が上昇したことが好感されそうだ。時間外取引で一時2万7000円を割り込んだ日経平均先物がプラスに転じたことも安心感を誘うとみられる。突っ込み警戒感からの買い戻しが見込める一方、警戒材料が残るため売りニーズも強く、売り買い交錯状態から引き続き乱高下する可能性もあるという。
日経平均の予想レンジは2万7300円─2万8000円。
6日の米国株式市場は上昇して終了した。米民主・共和両党が連邦債務上限引き上げで合意して米国のデフォルト(債務不履行)が回避されるとの楽観的な見方が広がった。
これを受けて日本株はしっかりで始まるとみられる。1カ月足らずで3500円幅の下落を演じて突っ込み警戒感が生じている一方、新たな売り材料が見当たらず、自律反発が見込めるという。ただ、中国恒大問題など悪材料が完全に払拭されたわけではなく、不安定な状態が続きそうだ。
タイムテーブルでは8日に米9月雇用統計の発表を控え、それを見極めたいとのムードが強まりそう。さらに、岸田新首相の所信表明演説も今後の政策をみる上で注目度が高く、短期的には腰が入った買いが見込みにくい。短期的な仕掛けに振られやすくなる。
市場では「テクニカル面で売られ過ぎは間違いないが、悪材料をすべて織り込んだとは言えず、不安定な局面が続きそうだ。当面は悪材料をひとつひとつ消化しながら値を固めていくと想定される」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)との声が聞かれた。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27528.87 30795.78 26954.81
-293.25 2021年9月14日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物当限 27730(円建て)
からの記事と詳細 ( 今日の株式見通し=強もちあい、米株上昇好感 警戒材料残り引き続き乱高下も - ロイター (Reuters Japan) )
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