
短編小説「檸檬(れもん)」などで知られる作家、梶井基次郎(1901~32年)が、親友の宇賀康(やすし)にあてた絵はがきがこのほど見つかった。梶井が「檸檬」の執筆前に、同世代の画家、三岸好太郎(03~34年)の絵画「檸檬持てる少女」を見たことを示唆するもので、作品に影響を与えた可能性がある。専門家は「梶井の伝記の空白部を埋めるとともに、『檸檬』の成立過程を推測させる貴重な資料」と話している。
宇賀は旧制北野中、三高時代の梶井の同級生で、梶井より先に東京帝大に進学。23年5月に胃の病気で入院した際、見舞いのため梶井が上京したことが知られている。
見つかった絵はがきは…
からの記事と詳細 ( 梶井基次郎の「檸檬」の原点? 親友に送った絵はがきに「証拠」 - 毎日新聞 - 毎日新聞 )
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