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Saturday, October 2, 2021

《金銭授受の現場写真も》「私は甘利明氏に現金50万円を渡しました」建設会社幹部が告発、“口利き依頼”の決定的証拠 - 文春オンライン

 自民党の岸田文雄新総裁のもと、10月1日、新幹事長に就任した甘利明氏(72)。甘利氏は2016年、都市再生機構(UR)と補償交渉をしていた建設会社側から、当時の秘書が少なくとも現金500万円、そして自身も100万円、口利きのための現金を受け取っていた疑惑で、経済再生担当相を辞任した。10月1日の共同記者会見で関与を否定した甘利氏だが、いったい、どのような疑惑だったのか。「週刊文春」が、証拠や写真などともに報じたグラビア記事を再公開する。また、金銭授受の当事者が実名で詳細を語った6ページの特集記事は「週刊文春 電子版」で限定無料公開している。(初出・「週刊文春」2016年1月28日号 年齢・肩書き等は掲載時のまま)

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甘利明氏 ©文藝春秋

「この日、私は甘利大臣に現金50万円を渡しました」

 こんな衝撃告白をするのは、千葉県白井市にある建設会社『S』の総務担当者、一色武氏(62)。下の写真で甘利明TPP担当大臣(66)と握手している当人である。

 甘利氏と言えば、菅義偉官房長官、麻生太郎財務大臣と並び、安倍政権の中枢を担う一人。TPPの大筋合意では、粘り強い交渉で米側からタフネゴシエーターと恐れられた。だがその甘利氏に、政権を揺るがす重大疑惑が浮上した。

2014年2月1日、50万円を甘利氏に渡し終えた後のツーショット。撮影は清島所長が。

 2014年2月1日午前10時半、神奈川県大和市の地元事務所で甘利氏と会った際の様子を、一色氏が振り返る。

「大臣と面会したのは、当社とUR(独立行政法人都市再生機構)の補償交渉をめぐる案件で、口利きをお願いするためです。私が資料をお見せしながら案件について説明した後、現金の入った封筒を渡すと、大臣は『ありがとう』と言って、封筒を受け取りました。後になって『受け取っていない』と否定されないために、面会する3日前の1月29日、私は横浜銀行東海大学駅前支店で50万円をピン札に両替しています」

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