エンゼルス大谷翔平投手(27)はシーズン最終戦、敵地シアトルで行われる10月3日(同4日)のマリナーズ戦に登板しないことが明らかになった。レンジャーズ戦前にマドン監督が明言した。大谷とも話し合った結果、「彼は(3日の最終戦で)投げない。残りの試合は打者に専念する。ラスト2登板を素晴らしい結果で終えた。今、それ以上に得るものはそれほどない」と明かした。

大谷は9月3日のレンジャーズ戦で9勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来103年ぶりの「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」に王手をかけていた。その後、10日のアストロズ戦は4回途中6失点で2敗目。19日のアスレチックス戦では8回2失点、26日のマリナーズ戦でも7回1失点と好投したが、ともに打線の援護に恵まれず、勝敗はつかなかった。

今季は9勝2敗、防御率3・18、投球イニング130回1/3で156奪三振の成績で終了。ベーブ・ルース以来の偉業達成は来季以降へ持ち越しとなった。

シーズンは残り5試合。同監督は「彼は打ちたいと。マウンドでは、もうこれ以上証明することはそこまでない。投球イニング130回、奪三振の数、防御率、彼がやってきた全て、期待を超えた。十分だと思う」と話した。