女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は30日、第76話が放送された。
<※以下、ネタバレ有>
朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。
第76話は、父・新次(浅野忠信)が再び酒を飲んで暴れたことを知り、亮(永瀬廉)は東京で行方不明に。朝になり、亜哉子(鈴木京香)から電話があり、亮は新宿から高速バスに乗り、気仙沼に戻るという。百音は明日美(恒松祐里)と相談し、バスターミナルに亮を迎えに行く…という展開。
午前7時半、亮から「親方こええから ソッコー帰る」と明日美の携帯電話にメッセージ。午前8時20分発のバスに乗る亮をつかまえようと、明日美は「みーちゃん、行こう」と未知(蒔田彩珠)に声を掛けるが「ごめんなさい。私、行かないです」。前夜、姉との衝突を引きずっている。
未知「りょーちんが来てもらいたいのは、お姉ちゃんだから」
明日美「みーちゃんさぁ、そんなの、分かってるよ。こういう時、りょーちんが本音言うのはモネだよ。昔っから、そうじゃん。何だろうね、そういう関係。ムカついた時期もあったけど。モネ、行ってきてよ。私とか行くとさ、りょーちん、逆に笑ってさっさとバス乗っちゃうかも。アイツはカッコつけるからね、私やみーちゃんには。りょーちん、バス乗せないで」
百音「絶対連れてくる」
そこへ、延期になったデートのため、菅波(坂口健太郎)が百音を迎えに汐見湯に現れる。
坂口「おはようございます」
明日美「えっ?先生。あの、もしかして連絡行ってないですか?」
未知「すいません。姉はいません。出掛けました。昨日会いましたよね?ここで。地元の、島の。姉はあの人のところに行きました。分かりませんでした?何か、空気感じませんでした?あの2人は昔から通じ合って…!」
明日美「みーちゃん!」
未知の感情が再び爆発。その語気の強さに、菅波の表情は固まった。そして百音は喫茶店を訪れ、亮と再会。百音から自分が好きなオムライスとメロンソーダを勧められ、亮に笑顔が戻った――。
こじれにこじれた百音、亮、菅波、未知の“四角関係”SNS上には「すーちゃんの健やかな強さ。本当にいい子」「すーちゃん、めちゃくちゃ大人だよ。全部分かった上であんなに明るく振る舞ってたんだな」「いつもおちゃらけたり、騒がしく楽しいの大好きなすーちゃんが、少しの寂しさとともに1人で行ってとモネの背中を押す。ずっと、みーちゃんと同じ思いを抱いていたんだね」「あの場にすーちゃんが残ってくれて良かった。すーちゃんがみーちゃんを止めてくれて良かった」「それにしても、すーちゃんがいい子過ぎて涙。昔からりょーちんが唯一弱さを見せるのはモネ。たぶん、りょーちんがモネを好きだって分かってても側にいたくて、元気で明るいすーちゃんを演じてたんだと思うと胸が痛い。みーちゃんの気持ちが痛いほどよく分かるから汐見湯に残った」と“ファインプレー”に明日美の株が急上昇。
「みーちゃんの闇堕ちが止まらない」「みーちゃん、嫉妬の塊」「みーちゃん、分かるけど、閉じ過ぎて真っ黒な感情に呑み込まれとる」「みーちゃん、菅波先生にストレス全部ぶつけて、その言葉で自分のことも傷つけてる」「みーちゃんを笑顔にしてください」「そして、りょーちんは今日も憂いを帯びた表情が絶対的イケメンだった」「りょーちんのこと、よーく分かってるね、モネ。オムライスとか。りょーちん、うれしそう。泣くよ、こんなの」「りょーちんが笑ってくれて、ホッとした。モネだけがりょーちんに安らぎをあげられるんだろうな」「月曜朝から濃密すぎるドラマ」「また月曜から凄い回持ってきましたね」「展開が月曜からが凄まじくて動けません」などの声が相次いだ。
放送終了後(午前8時39分)には「すーちゃん」がツイッターの国内トレンド1位。「みーちゃんそれ」が32位に入る反響を呼んだ。
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