南は、2002年6月11日生まれの18歳。現在、女優、モデルとして活躍する。ティーン向けファッション誌『nicola』専属モデルとして活動を始め、2017年に公開された映画『幼な子われらに生まれ』で女優デビューを果たした。南が映画業界で注目され始めたのは、まさにこの時からである。同作で監督を務めた、三島有紀子氏も「ずっと探していた“イマジネーションに溢れた知的で危険な動物”を『見つけた』」と語るほどだ。
その後、翌2018年公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で、すぐさま映画初主演を果たした。吃音症に悩む少女を見事に演じ上げ、映画初主演ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞、高崎映画祭、日本映画批評家大賞と、その年の、数々の映画新人賞を受賞し、一気に映画業界で知名度を上げた。まさに、南の代表作と言っても過言ではない。
以降も、映画『居眠り磐音』『もみの家』『太陽は動かない』、NHKドラマ『うつ病九段』『六条間のピアノマン』、Netflix映画『彼女』といった、数々の作品に出演し、女優としてのキャリアを積み重ねていった。
南の民放連続ドラマ初出演となった『ドラゴン桜』は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から人気連載中の三田紀房氏による「ドラゴン桜2」を実写化。2005年に放送された、前作ドラマの原作である「ドラゴン桜」(2003年〜2007年連載/講談社)の15年後を描く続編だ。5/30に放送された第6話は、平均視聴率(世帯)14.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、放送以来、6週連続2桁をキープし、4月期トップクラスの視聴率をほこる。
ドラマでは、何不自由なく愛情いっぱいに育ってきたが、今まで何かを頑張った経験がない、東大専科の女子生徒・早瀬菜緒(はやせ・なお)役を演じている。デビュー時から多数の映画作品に出演してきた実績を持つが、民放連続ドラマへの出演は初。今作をきっかけに彼女の名前を知ったという人も多いだろう。
4月25日に初回放送がスタートして以来、毎週日曜の夜のSNSでは「可愛すぎる」「南沙良しか勝たん」「美少女すぎる…」と視聴者を釘付けにしている南。ドラマ出演以来、現在もフォロワー数が増加中という。今現在約15万人と、放送開始前に比べ3倍以上に跳ね上がった。一方で映画ファンからは、「南沙良が世間に見つかる…」とうれしさ反面、悔しさをにじませる声も多くみられ、それだけ、“女優”としての彼女に潜在的なファンがいたという証である。映画ファンにとっては、貴重な存在なのだろう。
今まで、“暗い”イメージの役柄を演じる機会が多かった南だが、今作は正反対の“明るい”役。本人が「自身の性格とは正反対」と語るほど、今回の役は彼女にとって新境地だ。2年前のORICON NEWSのインタビューでも、「型にはまらない女優さんになりたいと思っています。ひとつのお芝居だけでなく、色々なことを表現できるようになりたい」と目標を掲げていただけに、今作は彼女にとっても女優としての転換期なのかもしれない。
そのほかにも、イメージキャラクターを務める、江崎グリコ『ポッキー』に加え、50周年という大きな節目を迎える、日清食品『カップヌードル』の新CMキャラクターにも先月新たに抜てきされ、『ドラゴン桜』以外にも画面上で彼女を見る機会が増えた。広告業界からも熱視線を浴びていることは間違いない。
来年には、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)にも出演が決定している南。今後、彼女が芸能界でさらに飛躍し、日本を代表する女優に羽ばたいていくことに期待したい。
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