中世から近世にかけての小山と、日光連山や日光の社寺群との関わりを振り返る企画展「日光山と小山」が、小山市立博物館で開かれている。社寺への奉納品や絵図などを通じて、深い縁を紹介している。 (原田拓哉)
小山の人々は昔から、遠くそびえる男体山を仰ぎ見て崇敬の念を抱いてきた。それが形として残り始めるのは鎌倉時代以降で、小山を治めた豪族小山氏による奉納品などが残っている。
江戸時代に入ると、徳川家康が日光山に勧請された際に、家康の側近でもあった小山藩主本多正純がその遺言を直接聞き、日光東照宮の造営に携わった。将軍家の日光社参では、多くの通行を支えた。
企画展では、小山氏が日光二荒山神社へ奉納したとされる兜(かぶと)や大太刀、日光の名所などを紹介する絵巻などを展示している。
学芸員の尾上仁美さんは「中世豪族の小山氏や小山藩主の本多正純などの為政者から小山に住む村人まで、多くの人たちが日光山と関わりながら暮らしたことが分かる」と話す。二十日まで。十四日は休館。入場料は大人二百円、大学・高校生百円、小・中学生無料。
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