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Friday, May 21, 2021

地検「殺害を立証できる証拠が集まった」…「紀州のドン・ファン」元妻を起訴 - 読売新聞

 和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた会社経営者野崎幸助さん(当時77歳)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、和歌山地検は19日、元妻の須藤早貴容疑者(25)を殺人罪と覚醒剤取締法違反(使用)で起訴した。野崎さんに覚醒剤を飲ませた方法など未解明な点も残るが、地検は「殺害を立証できる証拠が集まった」としている。

 起訴状によると、須藤容疑者は2018年5月24日、田辺市内の野崎さん宅で、何らかの方法で野崎さんに致死量を超える覚醒剤を飲ませて殺害したとされる。地検は須藤容疑者の認否を明らかにしていない。関係者によると、逮捕時は容疑を否認し、その後は黙秘しているという。

 捜査関係者によると、須藤容疑者が野崎さんに覚醒剤を飲ませたとする目撃証言や映像などの直接的な証拠はなく、覚醒剤を摂取させた方法なども特定できていないという。しかし、須藤容疑者のスマートフォンの解析結果などを基に、地検は▽野崎さんが覚醒剤を摂取したとされる時間帯に2人きりだった▽事件前に覚醒剤の密売人と接触していた▽死別すれば遺産の半分を受け取る権利があった――などの状況証拠を集め、須藤容疑者以外に野崎さんを殺害できた人物はいないと判断。起訴に踏み切った。

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