
■恒星質量ブラックホールとは?
恒星は中心部で起こっている核融合反応のエネルギーで常に膨れ上がろうとしています。ところが、恒星が歳を取って核融合の燃料が尽きてくると、核融合反応の勢いが弱まって、膨れ上がろうとする力が弱まり、自分自身の重力に負けて、潰れ始めます。 ところで、この恒星が潰れていく過程で、大量の中性子が発生し、恒星の中心部に塊をつくります。この中性子の塊は非常に頑丈でなかなか潰れません。そのため物凄い勢いで潰れてきた恒星全体を勢いよく弾き返します。これが超新星爆発です。 この後この中性子の塊がどのような運命をたどるのかはその質量によります。中性子の塊の質量が太陽の質量の3倍未満ほど(about three solar masses)ならそのまま中性子星として残ります。しかし、その中性子の塊の質量がそれを超える場合には、自分自身の重力に負けて、さらに無限に潰れ続けます。これが恒星質量ブラックホールです。 恒星質量ブラックホールは、連星を形成しているなどの特殊な場合でなければ、みつけるのがとても難しく、これまで天の川銀河全体で20個ほどしかみつかっていません。ただ、みつかっていないだけで、その存在自体は、天の川銀河だけでも約1億個の恒星質量ブラックホールが存在するだろうと考えられています。
からの記事と詳細 ( 次世代の「ローマン宇宙望遠鏡」はブラックホールをどう探す?(sorae 宇宙へのポータルサイト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/2OX4Gdu
No comments:
Post a Comment