
02月08日 17:12
3年前、名古屋の元飲食店経営の男性が男らに誘拐・殺害され、遺体を焼却される事件がありました。8日に主犯格の男の初公判が開かれましたが、男は黙秘し弁護側は無罪を主張しました。
<野間裕司被告>
「えー…、黙秘をさせていただきます」
事件当時と変わらない丸刈りで初公判に臨んだ野間裕司被告(33)。問われているのは殺人、誘拐、死体損壊、逮捕監禁、傷害の5つの罪。男性が誘拐・殺害された事件で、主犯格とされる男です。
事件は3年前、2018年2月に起きました。
名古屋市中区の元飲食店経営・岡田亮祐さん(当時28)が行方不明に…。起訴状などによりますと、事件を主導したのは野間被告、発端は飲食店経営や裏ビジネスなどでつながりがあった岡田さんとの「金銭トラブル」とみられています。
野間被告は男4人と共謀。岡田さんを誘拐・監禁し殺害した上で、稲沢市内で遺体をドラム缶に入れて焼くなどした5つの罪に問われています。
事件に関わった他の4人は、いずれもすでに有罪判決が確定しています。
今回の事件で、岡田さんの遺体は見つかっておらず、裁判では事件の最大の証拠となる遺体がない中、岡田さんの死亡した経緯や殺意などが争点に。
初公判の冒頭、裁判長から起訴内容について問われた野間被告は…。
<野間被告>
「えー…。黙秘をさせていただきます」
弁護側は「殺害に使用された凶器や方法が不明の中、被告が殺害したと立証するのは難しい」と訴え、5つすべての罪について無罪を主張しました。
続く冒頭陳述で、検察側は「出刃包丁など4本を事前に購入していた」として、計画的な犯行だった指摘。その上で「被害者との仕事上のトラブルに強い恨みを持ち、誘拐などを企てた。殺意をうかがわせるメッセージを周囲に送っていた」と訴えました。
今後、被告人質問などが行われ、判決は3月15日に言い渡されます。
(最終更新:2021/02/08 17:37)
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