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【最新国防ファイル】紅白カラー特徴的な「YS-11FC」 施設へ接近・進入して数値のズレを測定、現役生活は残り数カ月 (1/2ページ)
紅白のカラーリングが特徴的な航空機がある。それが飛行点検機だ。
これは航空機が安全に飛行し、各種任務を滞りなく行えるように、航空保安無線施設の機能や精度を確認・点検することを任務としている。対象施設は、日本全国の43個の基地と160カ所以上の施設だ。
実際にこれら基地・施設上空に接近したり、進入したりして、施設と機内の機器の数値などのズレを測定する。これを「定期飛行点検」という。また、施設が新設されれば「初度飛行点検」を必ず実施する。国交省航空局に協力し、民間航空施設の点検支援も行っている。
2020年3月より、最新の飛行点検機U-680が配備された。これにより引退する機体がある。それがYS-11FCだ。FCとは「Flight Checker」の頭文字を取ったもので飛行点検機を表す。
YS-11といえば、1959年に設立された日本航空機製造により開発された。62年8月30日に初飛行に成功し、戦後復興の象徴として、昭和の空を駆け抜けた国産旅客機だ。海外の航空会社でも使用されるベストセラー旅客機となる。戦後、ついえた航空産業は見事復活した。民間航空だけではなく、運輸省、海上保安庁、そして防衛庁(当時)にも配備され、日本列島を北へ南へと飛び回った。航空自衛隊で13機、海上自衛隊で10機、合わせて23機が配備された。
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