
進化のきっかけは日常生活の中にもあった。巨人・吉川尚輝内野手(25)は昨季、入団4年目で初めてけがなく1軍で完走した。故障がちだったそれまでと変えた点を聞くと「お風呂とストレッチの時間」と明かしてくれた。
特に吉川が苦しんだのは2019年の腰痛だった。開幕から11試合連続で打率・390と打ちまくっていたが、開幕前から抱えていた痛みが限界を超え、戦線離脱。腰の状態は一進一退を繰り返し、残りのシーズンを棒に振った。
その悔しさから、肉体のケアに一層気を配るようになった。その頃始めたのが、長時間の入浴&ストレッチ。「試合が終わってからももちろん(球場の風呂に)入るんですけど、家に帰ってからも1時間以上は入っています。ストレッチも『一通りやったかな』くらいで終わっていましたが、今は入念にやっています」。それぞれ15分程度で済ましていたのを、長い時は1時間以上もかけるようになった。
シーズン中のプロ野球選手は多忙を極めるが「コロナ禍で、そういう時間が増えて僕にはプラスになっています」と自宅で過ごす時間を有効利用。過酷な日程の疲労とうまく付き合った。
熱湯につかることで血行が促進され、血行不良から来る筋肉の痛みを抑えられる。入浴後は筋肉や関節がほぐれているため、筋肉を伸ばしやすい。吉川本人は入浴とストレッチが腰痛改善の直接的な要因と話しているわけではないが、そこから腰の状態が安定したのだから“復活”と無縁ではなさそうだ。
けがに泣いた経験があるからこそ、ケアへの意識は高い。昨年にはチームが兵庫から名古屋へバスで移動した際、バスより乗車時間の短い新幹線での個別移動を選択。原監督も「『私は新幹線で行きたい』と前々から言っていたと。その辺の自覚が大人になってきた」と感心していた。長風呂とストレッチも、いろいろな試行錯誤の中で導き出されたのだろう。
「去年の目標もそうでしたけど、一年間けがなく、1試合でも多く貢献したい」と吉川。技や力だけでなく、プロ意識も確実に磨かれている。(谷川直之)
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