ビールが3試合連続でゲームハイの得点をあげるも勝利につながらず[写真]=Getty Images
第4Q開始時に17点、残り約1分で3点リードもマジックを止めきれず
12月28日(現地時間27日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタル・ワン・アリーナでオーランド・マジックとの2連戦に臨むも、第4クォーターで逆転負けを喫し、113-120で敗れて開幕3連敗となった。
この日は休養のため欠場したラッセル・ウェストブルックと、流行性角結膜炎のため戦線離脱している八村塁がベンチから見守る中、先発入りしたハウル・ネトやブラッドリー・ビール、トーマス・ブライアントらが活躍し、第1クォーター途中に2ケタリードを奪う。
マジックも負けじとテレンス・ロスやマーケル・フルツが加点し、第2クォーター途中でリードを奪い、2点リードで前半を終えるも、第3クォーターにウィザーズが34-15と巻き返し、この試合最大となる17点リードで最終クォーターを迎えた。
だがマジックはセカンドユニットが10連続得点をあげて一気に射程圏内へと持ち込む。その後、両チームはシーソーゲームを展開するも、残り約1分で3点ビハインドの場面からマジックがフルツのレイアップ、ニコラ・ブーチェビッチのタフショットで残り25.1秒で逆転すると、そこからフリースローを着実に沈めて勝負あり。
「どんな時でも、ロードで勝利するのは大きいね。ここで2-0にできたのは本当に大きい。ものすごく自信がついたと思う。スタート時にもう少しいいプレーをしなきゃいけないとは思うけどね」。
開幕3連勝としたマジックでは、試合後にそう振り返ったフルツが26得点、ロスが26得点、エバン・フォーニエが19得点、ブーチェビッチが15得点8リバウンド4アシスト、コール・アンソニーが12得点7リバウンドで勝利に貢献。
「我々は第4クォーターで3試合ともいいプレーができた。この時点で0勝3敗になっていてもおかしくはなかった。この3試合、我々はいずれも最終クォーターで試合を決めたんだ。どうやってチームとしての自信を深めるか。それはこうやっていい勝利を収めることだと思うね」とスティーブ・クリフォードHC(ヘッドコーチ)は開幕3戦で見せた選手たちの戦いぶりを称えた。
一方のウィザーズは、ビールが29得点5リバウンド7アシスト、ネトが自己最高に並ぶ22得点に5アシスト3スティール、ブライアントが16得点7リバウンド5アシストを残すも勝ち切れずに開幕3連敗。昨季から数えてマジックに6連敗となった。
「間違いない。我々は相手を止められなかった。第4クォーターで相手に十分な抵抗ができていなかった。それが我々の現状だということ。このチームは協力し合わなければいけない。ここまでの3試合で、我々には勝つチャンスはあった。だがそれを手放してしまったんだ」とスコット・ブルックスHCは悔やんだ。
ウィザーズとしては、30日と来年1月1日に行なわれるシカゴ・ブルズとのホーム2連戦で今季初勝利を目指す。
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