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Tuesday, September 1, 2020

【NBA記者のディズニー日記】選手たちはキャンパスで家族と再会(ショーン・パウエル) - Sporting News JP

8月31日(日本時間9月1日)は、ディズニーにおけるファミリーデーだ。普段は両親が子どもたちを――あるいはその逆で――乗り物やレストランに引っ張り、等身大の漫画のキャラクターと写真を撮る。

だがもちろん、今は普段とは違う。ここでの「ファミリーデー」は、選手たちがこのキャンパスに来てから初めて、ようやく大切な人や子どもたちに会えるという意味だ。隔離の時期を経て、家族の面々は会いに来た選手たちの胸に飛び込む。

選手たちのムードは大きく改善されるはずだ。ポール・ジョージはメンタルヘルスの問題があり、家族から離れていることがその中で大きいと口にした。彼のことや、すべての選手たちのことを思うとうれしい。だが、『選手たち』と言ったのは、その特権を楽しめるのが彼らだけだからだ。

残りの私たち、つまりコーチや健康管理をする従事者、審判、管理者、GM、検査助手、セキュリティー、そしてそう、メディアは、長く待ちわびたその抱擁を得ることができない。内部にいる数百名にとっては、今日もまた別の一日に過ぎないのである。映画「グラディエーター」で、ローマを救ったマキシマスが、妻と息子のいる田舎に戻れるように、軍から自由になることだけを望んだのを思い出す。

私はちゃんと分かっている。選手たちこそがショーであり、我々がここにいる理由だ。ディズニーに彼らがいるかは、9月が近づけば家族に会えるかどうかにかかっていた。加えて、全員がその恩恵を受けられるようにすれば、キャンパスはその規模の大きさを支えられなかった。

だからといって、私が55日離れている家族のこと、そしてついに終わりを迎えた娘を学校に見送るという儀式を恋しく思わないわけではない。

始まったのはずっと前だ。手をつないで自宅からプレキンダーまで連れていった。最初はほかの子どもたちと一緒に一日を過ごすことに興奮していたが、自分は教室に残り、私は家に帰ると分かると、彼女は怖がり、私に向かって駆けてきて、脚にしがみついた。親なら分かってくれるだろう。それこそが、決して忘れることのない「瞬間」だ。翌年も同じだったが、脚にしがみつく強さは弱くなった。その翌年、娘はただ「バイバイ」と手を振るだけになった。

私は毎年いつも「初日」の写真を撮ってきた。高校までずっと、だ。そのころには、ティーンエイジャーらしく、少し恥ずかしがるようになった。ただ、伝統は伝統。友人たちがクスクスと笑って見ている中で、彼女はポーズを取らなければならなかった。

そして大学。私は彼女に手紙を書いて準備した。子どもの頃が私たち両親にとってどれほどの意味だったか、ここまでやってきてくれた娘を私たちがどれだけ誇らしく思っているかを伝え、大学でどう過ごすべきかアドバイスし、自分を見つめるように伝えた。涙ながらに抱きしめてお別れを告げてから、私は彼女にその手紙を渡して車で去った。

それからの2年間、秋に私は箱や鞄を運んで入居を手伝うだけだった。去年も同じだ。

最後の年を始める先日、彼女の父親はオーランドでバスケットボール選手にインタビューしていた。もうすぐ子どもたちと会える選手たちに、だ。

ビクトリアは分かってくれているはずだと確信する。彼女の陸上の試合はほとんど見たし、スポーツの世界でオール・アメリカンとなるのを目にしたとはいえ、彼女は人生の大半で私がいなかったことに我慢してくれた。

しかし、私たちは始めたことを終えていない。家族の絆となり、永遠に残る思い出となる儀式、伝統を、しっかり終えられなかった。私たちに「学校の初日」はもう決して訪れない。それでも、近いうちに私たちはまた会える。もう娘は6フィート(約182センチ)だから、ハグをしても脚にしがみつくことはないが。

原文:Disney World Diary: Players reunite with families on campus by Shaun Powell/NBA.com(抄訳)​


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