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ゴールドマン・サックス・グループは人員削減を再開する方針だ。金融業界は新型コロナウイルスの影響で米景気が下降する中でも人員削減を自粛していたものの、感染拡大の長期化により削減に踏み切らざるを得なくなった形だ。
事情に詳しい複数の関係者によると、ゴールドマンは全従業員の1%に当たる約400人を削減する計画に乗り出す。関係者は情報が非公表であるとして匿名で語った。ただ同社の中核事業であるトレーディングやディールメーキングは好調だ。
ゴールドマンのニューヨーク在勤広報担当、パット・スキャンラン氏は「新型コロナの感染拡大が始まった時、当社は全ての人員削減を停止すると表明した」とした上で、「適度な規模のレイオフを進めると決定した」と説明した。
ゴールドマンに先立ち、ウェルズ・ファーゴやシティグループなども株価低迷や不良債権増加の見通しなどから人員削減の再開を決めており、JPモルガン・チェースも例外ではない。
米銀で最も収益性が高いJPモルガンの経営幹部は新たな削減に着手している。この削減について説明を受けた関係者1人が明らかにした。コンシューマー部門の約80人のほか、他の部門の数十人などが対象だという。同行の広報担当は人員削減を確認し、毎年行う人的資源の見直しの一環だと説明した。同行の6月末時点の従業員数は25万6000人。
原題: Goldman to Resume Job Cuts as Banks Abandon Covid Moratorium (1)(抜粋)
(JPモルガンの情報などを追加して更新します)
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