関西電力の金品受領問題をめぐり、新たに子会社の元社長が原子力発電所がある福井県高浜町の元助役からおよそ４００万円分の商品券を受け取っていたことが明らかになりました。
これは２２日、関西電力が発表したものです。
それによりますと、関西電力の子会社で、原子力発電所の建設などを請け負う「ＫＡＮＳＯテクノス」の今井武 元社長は、２００３年から２０１２年までの社長在任中に福井県高浜町の元助役からおよそ４００万円分の商品券を直接受け取っていたということです。
一連の金品受領問題をめぐっては、第三者委員会がことし３月、７５人が総額で３億６０００万円の金品を受け取っていたとする報告書をまとめていますが、それ以降で新たな受領が明らかになったのはこれが初めてです。
会社によりますと、今井元社長は退任時に一部を元助役に返却し、残りは後任の社長に引き継いで、大半を返却したということですが、第三者委員会には報告していませんでした。
ことし６月下旬に内部通報の窓口がある弁護士事務所に投書が届き、発覚したということです。
関西電力のコンプライアンス推進室の阿川毅 室長は、「新たな事実が判明したことについて、重く受け止めており、心からおわび申し上げます」と謝罪しました。
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July 22, 2020 at 01:02PM
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