
――師匠、父から伝言を預かって来ました。『多摩川上流域にある常設マス釣り場にニジマス釣りに行きませんか』って。
「なるほど、県境を越えての移動自粛が叫ばれているから、千葉にも神奈川にも茨城にも行き難いよな。いよいよ父君も我慢の限界ってわけだな。ぜひ行きましょう-とお伝えしておくれ」
――常設マス釣り場ってどういうところなんですか。
「そうか、お前は行ったことがないよな。常設釣り場には、ポンド(池)型と清・渓流域の河川型の2種類あってその昔、アメリカ駐留軍の人々が『ニジマスを釣りたい』と言い出したことから造られたと言われている。そのため、今でも“国際マス釣り場”という名称が付いているところが結構あるだろう」
――そう言われれば“〇〇国際マス釣り場”ってあちらこちらにありますよね。なんで“国際”って言うのかと思っていたんですが、そういう理由だったんですか。師匠たちは行ったことがあるんですか。
「最近じゃほとんど行かなくなっちまったが、以前はずいぶんと通ったもんだ。父君や俺たちが子供だった頃には、ニジマスは高級な“外国魚”のイメージがあって憧れの魚だったからな」
――へえ~、そうだったんですか。
「我々が行き始めた頃(1960年代)は、どこの釣り場も制限尾数なんかもなく、早めに行って前の日放流された“残りマス”を釣るのが楽しみだった」
――“残りマス”ですか…。
「清・渓流域の常設釣り場では、入場者の人数に合わせて通常は1日に2回放流されるんだが、全部釣り上げられることはなく、必ず釣り残りがあるんだ。それを狙って早めに出掛け、放流前に何尾か釣るのを楽しみにしていたってわけだ」
――そういうことですか。
「その後、ほとんどの釣り場で制限尾数(大半が10尾まで。これを超えた場合は1尾単位で追加料金が発生する)が設けられるようになり、釣り方も餌釣りの他にルアー&フライフィッシングなんかも楽しめる釣り場が増えて、5、6人から貸し切りにできるファミリー釣り場なんかも設けられるようになった」
――対象魚はニジマスだけですか。
「釣り場によっては、ブラウントラウトやヤマメ、イワナなんかも入れているところもあるが、やっぱりニジマス中心だな。サイズは24、25~30センチ級が中心だが、数は少ないが40~50センチ級の大型も放流されている」
――へえ~、面白そうですね。
「父君にいくつかの釣り場の情報を集めておくと伝えておくれ」
――はい。分かりました。
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May 14, 2020 at 10:00AM
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【竿々学々】渓流域の常設マス釣り場のニジマス釣り!餌釣り、ルアー&フライフィッシングで楽しむ - サンケイスポーツ
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